2013.05.08 WED
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広報レポート <通過点の通算1000投球回>

 試合終了直後の選手サロンに選手・チームスタッフが集合しました。節目の記録を誰かが打ち立てた際、チームは全員でその偉業に敬意を評して祝福します。この日は5回2死で、先発・木佐貫選手がプロ野球史上332人目の通算1000投球回を達成しました。ただ、あいさつした木佐貫選手は記録には触れることなく、こう話しました。「きょうはみなさんに迷惑を掛けてしまいました。もっと一生懸命練習して勝てるように頑張ります」。素直には喜ばない。それが先発を任されているものとしての矜持だったともいえるでしょう。

 「内容のないピッチング」と木佐貫選手が振り返るように、1イニングの乱調がすべてを狂わせてしまいました。先頭に安打を許した3回に2四球なども絡み5失点。それ以外のイニングは要所を締めていただけに悔やまれます。打線も5回以降きっかけをつかみ始め、7回にはアブレイユ選手がリーグ1番乗りとなる中越え10号2ラン。反撃体勢を整えたものの、大量失点が重くのしかかる展開となってしまいました。

 プロ生活12年目の木佐貫選手。先発で長いイニングを投げてきたことが、この偉業につながりました。乾杯の発声を行った選手会長の鶴岡選手は、「まだファイターズに入ったばかり。2000イニングはファイターズでお願いします」と話しました。この記録を今季どこまで伸ばせるか。それはチーム浮沈のカギを握っているといっても過言ではありません。栗山監督をして「ミスター安定感」と言わしめるピッチングを、次こそは期待したいところです。

木佐貫投手 <5回、球数98、打者23、安打4(本塁打1)、三振4、四球5、失点5、自責点5>

「余計な四球から失点してしまい、内容のないピッチングになってしまいました。一気に5点も取られ、後手後手の展開になって野手の皆さんに申し訳なく思います」

栗山語録

Q.田中選手の攻略ならず連敗が4に伸びました
「(田中選手は)出来がどうとかではなく、試合の流れに応じた投球が出来る投手。前半の入りより、点が入ってから球の力や内容が上がってくるのは超一流の証しですよね。1点ずつでも返せたら違う形になったと思います」

Q.木佐貫選手は四球が失点につながりました
「あの回(3回)だけだったんでね。きちっとやらないといけない課題は(チームとして)他にもあるので、悪いものを必ず生かせるよう頑張ります」

Q.稲葉選手が1軍に戻ってきました
「体に切れが戻った印象。結果に関係なく、稲葉らしくなってきましたよね。守るだけで安心感があります」

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