2013.05.09 THU
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広報レポート <風向きを変えるには>

 エースを立てても流れを変えることが出来ませんでした。1回にアブレイユ選手の適時二塁打で先制するも、1-1の3回に吉川選手が4安打を集中されて4失点。打線は10安打を放ちながら要所を締められて2点に抑えられ、栗山監督下初の5連敗で借金も今季ワーストの6と膨らみました。

 5月1日のイーグルス戦でも吉川選手は同点の6回、失策絡みで3失点し苦杯を喫していました。相手打線の集中打を警戒していましたが、カウントを整えるところで甘く入り、140キロ台後半の直球でも勢いを封じることが出来ませんでした。ロッカールームでアイシングしながら「調子が良かっただけに丁寧に行くべきでした」と反省を口にしていました。

 その中で攻守にわたる大谷選手の活躍に光るものがありました。6回1死一、三塁で右飛を捕球するや、ノーステップでカットに入ったホフパワー選手に送球し、本塁アウトでプロ初の補殺を記録。打ってもその裏、2死二塁の場面で大リーグ帰りの斎藤隆選手から左中間に適時二塁打を放って一矢報いました。

 19日のジャイアンツ戦(札幌ドーム)に戻ってくるまで、ファイターズは3カード6試合、ビジターゲームが続きます。試練の日々にも、大谷選手は「僕たち若い選手が元気を出していくことが大事。下位(打線)から上位にいい形でつなげていけるよう、しっかりやっていきたいと思います」ときっぱり。風向きを変えられるのは己の力、そのことは誰もが理解しているはずです。

吉川投手 <6回、球数84、打者26、安打9、三振2、四球1、失点5、自責点5>

「カウントを整えに行くところで簡単に行き過ぎました。3回はほとんど早いカウントで打たれましたし、相手に流れが行った時こそ気をつけて丁寧に投げるべきでした」

栗山語録

Q.なかなか白星がつきません
「申し訳ない。それだけ。応援してもらっているファンのみなさん、すいません、と。ただ、これだけ負け続けていても、ひとつひとつの試合を見ると下を見るだけじゃなくて必ず活かすんだというものもある」

Q.吉川選手が誤算でした
「いいときは褒めないけど、吉川でもこういうことはある。信じて行かせているんだし後悔はしてません」

Q.次戦からは遠征、そして交流戦が始まります
「こういう時期を必ず活かすときがくると思ってやっている。みなさんにもそうなっていくだろうな、と思ってもらえるチームにしていきたい」

Q.大谷選手が攻守で見せ場を作りました
「(大量リードを許して)意識してしまって結果が出にくい中で、きっちり結果を出している。何度も言っている通り、チームの力になっているから使っているんで。アイツらしいね」

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