2013.06.13 THU
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広報レポート <完璧なる虎退治>

 最後まで危なげない試合運びでした。3点の援護をもらった先発の木佐貫選手は8回まで猛虎打線を2安打に抑え込み、最終回も内野ゴロ3つで三者凡退。わずか91球で昨年4月8日以来、自身5度目の完封でチームトップタイの5勝目を挙げました。

 前日に先頭打者安打を許し、失点のきっかけを作られた先頭の西岡選手に対して初球フォークで入ったことが、丁寧に低目を突くこの日の投球を象徴しました。フライアウトは実に2つだけ。「ツル(鶴岡)が本当に良く考えてくれたお陰です」。5回に自らの失策も絡んで無死一、三塁のピンチを背負いましたが、大引選手が深めの守備位置から本塁好返球で失点を阻み「袖の下を渡さないといけませんね」と、周囲への感謝の気持ちを続けるあたり
が人柄を表していました。

 分厚いノートをベンチに持ち込み、主に打者の反応を書き込むそう。探究心の塊で、試合前には大谷選手に対して岩手県が舞台の連続テレビ小説「あまちゃん」で話題になっている方言「じぇじぇじぇ」について質問していました。鉄道好きらしく、ロッカールームには北海道の鉄道路線図が張られています。旺盛な好奇心が33歳の更なる進化につながっているのは間違いありません。

 2本のソロ本塁打を放った中田選手、貴重な追加点を叩き出した大引選手とともにお立ち台に。首には6月15日の「選手プロデュースデー」カープ2連戦で来場者プレゼントになるバンダナを巻いて登場し、木佐貫選手は「私服でも巻きますから皆さんも巻いてください」とPRを忘れませんでした。帰り際には「言った以上は巻いて帰らないと」とサービス精神も旺盛。この個性がファイターズファンの皆さんに浸透する日もそう遠くないでしょう。

栗山語録

Q.きょうの試合を総括してください
「ひとつでもしっかりと取っていかないといけない中で木佐貫が本当にすばらしいピッチングを見せてくれました」

Q.木佐貫選手が2安打完封勝利です
「あれだけフォークが落ちていたし、落ち方が最後まで変わらなかったですね。木佐貫もそうなんだけど、昨日ああいうやられ方をした後で鶴岡がプロの意地を見せてくれた。中嶋コーチと鶴岡には感謝しています」

Q.中田選手が2本塁打を打ちました
「なかなか長く悪い時期が続かないと言ってきた。きょうも持ちこたえてくれましたね。あの一発も大きかったし、3点目も大きかった」

Q.交流戦は残り3試合です
「残り3試合、命がけでみんなで取りにいくということしか考えていないんでね。あしたしっかりと準備して、信じてやっていきたいと思います」

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