2013.08.01 THU
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広報レポート <アーチストの目覚め>

 忘れかけていた感触が中田選手の手の平を伝いました。アブレイユ選手の22号ソロで勝ち越した直後の6回1死。マリーンズ唐川選手の直球を捉えた打球がバックスクリーンを直撃し、7月13日マリーンズ戦以来11試合ぶりの23号となりました。「完璧でしたね。1点でも取りたい気持ちが強かったですし」。この一発が効き、屋宜選手のプロ初勝利、チームには8カードぶりの勝ち越しをもたらしました。

 7月初旬、打撃中に右手の平を打撲した影響もあり、放った本塁打はわずか2本。「ヒットは出ていても中々角度がつかなくて」。本能を呼び覚ましてくれたのは同期のライバル、唐川選手。「1軍に上がれない時期にずっと背中を追いかけた。刺激になったし、そういう相手から打てて嬉しい」と素直に喜びを口にしました。

 もう一人、“ライバル”の存在も忘れてはならないでしょう。目の前でアブレイユ選手の決勝弾を見て「自分も、と思ったわけではないですよ」。そう言いながら本塁を踏んでベンチに戻るや、お互いに笑顔満面でタッチを交わし「切磋琢磨しながら勝利につなげられたら」と一目置く存在なのは間違いありません。今季4度目のアベックアーチは全勝と、頼もしいデータが残ります。

 8勝13敗と7月は苦しいだものの、8月最初のゲームをものにできたことは弾みになります。「ここまで来たら意地と意地。きっかけ一つで大きく変わると信じています」と背番号6。札幌ドームに戻り、2日は14連勝のイーグルス田中選手に立ち向かいます。

中村投手 <3回、球数57、打者16、安打4、三振0、四球2、死球1、失点2、自責点2>

「毎回走者を出してテンポを悪くしてしまい、リズムを作ることが出来ませんでした。先発が3回でマウンドを降りる形になり、ブルペンに迷惑をかけてしまい申し訳なく思います」

栗山語録

Q.継投でしのぎました
「いまはこうするしかない。みんなでアウトを取ってもらうしか。行く場所が難しい中で、みんなよく頑張った」

Q.屋宜選手が初勝利です
「何かするためには若い子で行くしかない。ベンチ、スタッフみんなが可能性を信じていくわけだから、こちらも覚悟している。まだ発展途上だけど、気持ちだけは負けないように行ってくれたし、チームに風を持ってきてくれた」

Q.3番4番の連発で試合が決まりました
「そのあとにチャンスは作っているんだけど、なかなか点が取れないというのはある。ただ、きょうみたいなゲームでいえば、岱鋼がダイビングキャッチしてみせてくれたし、翔が打ってくれた。この2人が機能しないといけないんだから。そこまで2人には背負わせている。何とかしようという思いがあったね」

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