2013.08.04 SUN
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広報レポート <ギラギラした戦いを>

 スコアボードに並ぶ数字を見れば、近年まれにみる惨敗と言わざるをえないでしょう。「被安打23」「失点14」はともに今季ワースト。5回にはプロ野球記録となる1イニング7二塁打で7点を失いました。ホームゲームシリーズで今季初の同一カード3連敗を喫するなど、首位を独走するイーグルスの勢いをまざまざと見せつけられる3連戦となりました。

 逆転を許しても、一度は追いついてみせました。決して無抵抗に9回まで進めたわけではありません。5回無死一塁で併殺に倒れた大引選手は、ベンチで悔しそうな表情を隠そうとしませんでした。その直後にアブレイユ選手が23号アーチを左中間に叩きこむと、中田選手は右越え二塁打でチャンスメイクしました。6回にも1死から下位打線の鶴岡、中島卓両選手が連打。8回には大谷選手が三塁へのゴロを全力疾走で内野安打に。得点に結びつくことはありませんでしたが、何とかしよう、という執念をスコアボードに並ぶ数字だけでは計れない部分で見ることができたのも事実です。

 投打が噛み合わない一戦。中でも、登板した投手陣が好調の相手打線に飲み込まれた形となりました。大量リードを許して出番のなかった武田久選手は、苦戦する若手投手のピッチングを見ながら、こうつぶやきました。「若いんだからもっとギラギラした感じで投げてほしいですよね」。走者を出しながらも失点は許さない守護神は、クールに見せながらも熱い思いを持ってマウンドに立っています。苦しい時こそがむしゃらに。夏の太陽に負けじとギラギラして相手に立ち向かう姿を見せられるか。それはチーム全体にいえるキーワードなのかもしれません。

吉川投手 <4回1/3、球数95、打者24、安打11、三振2、四球2、失点7、自責点7>

「点を取ってもらいながらふがいない投球をしてしまい、チームとファンの皆さんに申し訳なく思います」

栗山語録

Q.被安打23とイーグルスの勢いに圧倒された形です
「勢いというものは昨日までとは違うものを感じました。競った状況で相手に流れが行ってしまい、自分たちの形が作れなかった。そういう空気にしてしまったことに責任を感じます」

Q.吉川選手が立ち直れず5回途中に降板しました
「将来を考えてもチームの軸になっていかなければいけない投手。元々秘めている力を一番分かっているつもりだし、あいつも悔しかったと思います。エースの意地で何とかすると、自分の中では信じているので」

Q.大谷選手に久々に安打が生まれました
「色んな経験をして成長していってほしいですね」

Q.1日空いて敵地でのライオンズ戦になります
「元気を出して、50試合以上ありますし、全力を尽くして戦っていきます」

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