2013.08.11 SUN
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広報レポート <勝負どころの見極め>

 1点を追いかける展開の中で、無死から連打と犠打。1死二、三塁の絶好機を作ったイニングの攻撃が、このゲームの分岐点となったといってもいいでしょう。大野選手が2球目の内角ストレートを打って出て一飛に倒れると、代打で打席に立ったのは近藤選手でした。カウント2-2から一ゴロに倒れて万事休す。今季まだ一軍でヒットのない2年目の左打者に賭けたベンチの思いは、結果として現れることがありませんでした。6回のことです。終盤にもうひと山あると想定して代打の切り札・二岡選手や昨日サヨナラ打を放っている鶴岡選手を温存したとも考えられます。しかし、7回以降は3イニング連続で3者凡退で起用する場面が巡ってきませんでした。当然、違う代打なら得点できていたという保証はどこにもありません。だからこそ、勝負どころを見極める難しさをまざまざと見せつけられる中盤以降の試合展開でした。

 前日の武田勝選手が8回2失点と粘りの投球を見せ、勝ち投手にはなれなかったものの、投手陣に明るい光をさしてみせました。リーダー左腕からの流れに乗りたかった先発・吉川選手は3回に3連打を浴びるなどで2点を先制される苦しい投球。4回からは3イニング連続で3人で攻撃を終わらせているだけに、思ったところでギアを上げられなかったところに悔いが残ります。

 後半戦17試合で連勝なし。先制した試合が6試合で、うち4試合で逆転負けを喫しています。一方で、先制されても逆転勝ちを収めた試合が3度あります。来週は旭川と帯広での主催試合が行われます。なかなか噛み合わない歯車に、屋外での4試合が潤滑油としての効果を発揮することを期待します。

栗山語録

Q.吉川選手が今回も白星をつかめませんでした
「皆さん見た通りで、万全には見えなかったけれど、その中では粘りながら投げたとは思います。(谷元選手への)交代はその方が(荻野貴選手を)抑える確率が高いと思ったから。次も基本的には登板間隔を空けず、予定通り投げてもらいます」

Q.9回には増井選手を投入しながら2失点
「増井が3人三振に取ってくれたら流れが変わると思ったし、逆転しようと勝負をかけたということ。守備と攻撃には関係性があるものだけれど、増井には申し訳ないことをしたと思っています」

Q.この後は旭川、帯広と道内地方開催が続きます
「ベンチからファンの方々が見に来られている姿は見えています。最後まで出来ることを全力でやり尽くすつもりですし、その気持ちを旭川と帯広でも継続して戦います」

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