2013.08.24 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
2
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
2
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
R
H
3
11
3
9

広報レポート <次の塁へ>

 一つの“機転”が大きな1点を生み出しました。0-2の3回1死二、三塁で陽選手の右前打によりまず1点。三塁に進んだ二走・大引選手が右翼・糸井選手の返球が弱いと見るや果敢に本塁を陥れ、試合を一気に振り出しに戻しました。

 その場面。三塁をオーバーランし、視線を右翼に向けると山なりのボールが二塁手に返されていました。「内野をやっていると外野手のああいうプレーが危険だと思っているので。瞬間的に行けると判断しました」。目の前で隙のない走塁を見た三木三塁ベースコーチは「相手がガクッと来ることにいつも目を光らせているよね」と素直に称えていました。

 互いに1点ずつを取り合い、その後は膠着した展開だっただけに、その好判断が大きな意味を持ったことは言うまでもありません。前日のバファローズ戦から2試合連続で2盗塁もマーク。1戦1戦の重要さが増すだけに、大引選手の高いセンスがチームに活力を与えてくれます。

 投手陣も1軍復帰を果たした鍵谷選手が6回から2イニングをぴしゃり。その後も河野、宮西、増井、石井の4投手がピンチを背負いながらも無失点で切り抜け、4連投で無理を強いることができなかった武田久選手に休息を与えました。5時間1分という長い試合でしたが、負けなかったことで明日に残る疲労度も違うはず。北海道を離れた2カードをいい形で締めくくります。

ケッペル投手 <5回、球数77、打者23、安打7(本塁打1)、三振0、四球3、失点3、自責点2>

「きょうも野手陣に感謝したい。ダブルプレーをしっかりと完成してくれたし、自分がランナーを出してしまってもみんな辛抱強く守ってくれた。もちろん、攻撃でも追いついてもらったことにも感謝している。この後はチームが勝てるように応援するよ。」

栗山語録

Q.中継ぎ陣が踏ん張りました
「増井、宮西、石井はもちろんだけど、この展開で河野と鍵谷がよく頑張ったからうれしいよね。自信を持って前に進んで欲しい」

Q.ケッペル選手が5回で交代
「あんまり状態が良くなかったかな。バラついていたし。ピンチがあれだけあると疲れも違うしね」

Q.アブレイユ選手の当たりが止まりました
「突然こうなることはある。1年目だから、どういうことかというのは考えているところ。ただ、パタッと止まったと思ったら、いきなり打ち始めることもあるわけだから」

Q.勝てなかったのか負けなかったのか
「いろんな考え方があるけど、よく粘ったと思う。そりゃあ勝ちたかったけど、チームの粘りを感じた」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート