2013.08.30 FRI
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広報レポート <歴史に対する責任>

 影響したのは久しぶりの先発マウンドか、それとも風速8メートルに達するQVCマリン特有の強風か。いずれにせよ、ロード9連戦の初戦を任された谷元選手は本来のピッチングを見せることはできませんでした。初回、先頭打者に死球を与えて出鼻をくじかれると、2死までこぎつけながら失点。2回はなんとかピンチを切り抜けたものの、3回には無死満塁で押し出し四球を与えたところでマウンドを譲ることになりました。このところ中継ぎ待機でいい働きを見せており、後半戦初の先発抜てきでした。

 しかし、いいところなく終わり、「申し訳ないのひと言です」とうなだれました。勝ち負けに関係なく、前日までの8試合はすべて3点差以内で決着がつく僅差の試合を戦ってきたファイターズ。これだけ投打の噛み合わない戦いも久しぶりです。打線も1回1死一、二塁でアブレイユ選手が先制打を放ったものの、後続が倒れて1得点のみ。その後もチャンスを作りながら適時打が出ないままで終わりました。中田選手が故障離脱した今、打線が少ないチャンスをものにして、投手陣が我慢を続けて大量得点を許さないことが重要になってきます。4番の偉大さを痛感するとともに、勝つためには何が必要か、チーム全体が改めて実感する試合になったはずです。

 この日から始まった「レジェンド・シリーズ2013」。北海道移転前のユニホームを着用しての初戦は黒星となりました。栗山監督は試合前、「我々は歴史に対しての責任がある」と話しました。先達たちが築いてきた歴史の上に、北海道移転後の歴史が続く。いま一度その重みをかみしめる時なのかもしれません。

谷元投手 <2回0/3、球数59、打者14、安打4、三振0、四球4、死球1、失点4、自責点4>

「先発のチャンスをもらったのに結果を出せず申し訳ないです。ただそのひと言しかありません。」

栗山語録

Q.先発の谷元選手の制球が定まらず、逆転を許しました
「球は悪くないけれど、なかなかストライクが入らないとなかなか勝負にはならない。(次回起用法については)どうしたらいいのか、一回考えます」

Q.プロ初先発の松永選手も捉えきれませんでした
「やっぱりこちらが点をあげてしまえば…。攻める前に与えない空気を作らないと。(ファンの皆さんに)申し訳ないです」

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