2013.09.19 THU
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広報レポート <連覇がなくなっても>

 一度渡してしまった流れを、最後まで自分たちの手元に戻すことは出来ませんでした。2回に3点を先制されると、反撃は3回に併殺打の間に挙げた1点のみ。1回から5回まで毎回先頭打者を出しながら、捉えた当たりがライナーになって併殺となる場面も2度あり、今季初対戦の牧田選手を攻略するまでには至りませんでした。

 故障や不振などあり、スタメン9人のうち30代は3人という若い布陣。西川選手は試合前、前日右側頭部に死球を投じたライオンズのウィリアムス選手から謝罪を受けると「大丈夫なので、お互い気にせず頑張りましょう」と応じ、元気に1番左翼で先発しました。2度の出塁と守備でもフェンス際の飛球を好捕し、アクシデントの影響を寸分たりとも見せませんでした。

 若さにはアピールに向けた思い切りと、まだまだ経験値を高めていかなければいけない不安定さが同居します。2回2死二塁で遊撃・中島選手が鬼崎選手の打球を弾いてピンチを広げると、先発のウルフ選手がそこからの連打で3失点(自責点0)。その後の中島選手は再三難しい打球を軽快に裁いただけに、1プレーの重みを深く心に刻み込んだはずです。

 首位のイーグルスが勝ったため、ファイターズの連覇の夢は完全に断ち切られました。大きく水を開けられているにせよ、「V逸」という言葉を耳にすれば必然的に様々な思いがこみ上げてくるもの。大目標は消えても、各々が何をどのレベルまで己に求めていくか。その意識がファイターズの未来に直結します。

ウルフ投手 <4回1/3、球数90、打者25、安打9、三振5、四球1、失点5、自責点2>

「ゴロでアウトを取るピッチングはできたけど、ランナーが出てから流れを止めることができなかった。早いイニングでマウンドを降りることになって残念。まだチャンスはあるから、この後は逆転できるように応援するよ。」

栗山語録

Q.この遠征は1勝5敗と厳しい結果に
「一生忘れない。全部取るつもりでと思っていた。自分も忘れないし、選手にも忘れて欲しくない。相手がどうのではなくて、勝たないといけないんだから」

Q.次のホーム6連戦に向けて
「置かれている状況は関係ない。ずっとやられているイーグルス相手にどうするか。3つ取るつもりでやらないとプロじゃない。何が何でも向かって行く」

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