2013.09.22 SUN
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広報レポート <お株を奪われては>

 今季初めて4万人を動員した試合は、札幌ドームに詰め掛けた方々の期待を大きく裏切る結果になりました。創設初優勝へひた走る首位イーグルスの勢いに飲まれる形で、17安打を浴びて今季ワーストの15失点。対するファイターズの得点は陽選手の中前適時打による1点にとどまり、3カード連続の負け越しで2005年以来7年ぶりに70敗に到達してしまいました。

 先発のケッペル選手は前回登板の9月7日、イーグルス相手に3回途中7失点。登板間隔を空け、この日の先発に雪辱を期していましたが2回に連続四球から4安打を集められ大量5点を失いました。独特の動く球が高めに浮いて効果を発揮せず「本当に申し訳ない」と、試合後はロッカーでうなだれたまま固まっていました。

 本来ファイターズの根幹を成していた「つなぎ」の野球は、完全にイーグルスにお株を奪われた格好です。大量点を追いかける難しい展開とはいえ、粘りや嫌らしさが陰を潜め、戦いながら勢いでは形容できない相手の野球に感じるものがないはずはありません。

 チーム成績が落ち込む中で今季最多動員を記録したことをどう受け止めるのか。屈辱を受け流さず、しっかりと胸に刻み込めなければ前年5位から日本一に上り詰めた2006年の再現は言うまでもなく容易ではありません。

ケッペル投手<3回、球数79、打者18、安打5、三振2、四球4、失点5、自責点5>

「歩かせたり、早い段階で点を失い、試合のテンポを悪くしてしまいました。チームが厳しい状況にあることを分かっていながら、大きな力になれず申し訳なく思います」

栗山語録

Q.きょうの試合の総括を
「なんと言葉にしていいか…。すいませんとか申し訳ないではすまない。これだけお客さんに入ってもらって。選手は一生懸命やっているけど、こういう試合になってしまって」

Q.ケッペル選手が誤算でした
「ケッペルらしくはなかったけど、1年半苦しんできたわけだから。結果はこっちに責任があるけど、投げられるようになったのは事実なんで」

Q.4万人を超えるファンの声援をどう受け止めたか
「選手たちも感じたと思います。絶対にこういう試合にしてはいけない日なんだけど。受け止めるも受け止めないも、それを答えることができないことに申し訳なさを感じます」

Q.明日からの戦いは
「どんな状況でも今日一日を頑張るしかないんで。明日も頑張ります」

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