2013.09.26 THU
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広報レポート <眠っていた意地>

 今季4戦4敗と苦しめられてきた西野選手を捉えたのは6回でした。3点を追い、5回まで1安打に抑え込まれてきた打線がつながり、西川選手の犠飛と小谷野選手の左前打で1点差。2番手のレデズマ選手にも襲いかかり、佐藤選手の左翼線三塁打と大野選手の左前打で一気に形勢をひっくり返しました。

 直球も変化球も同じように腕を振ってくる西野選手に、今季は攻略の糸口を見出せずに来ました。流れを変えたのは足。6回までに3盗塁を決めた陽選手は、リーグトップの41盗塁に伸ばしたのはもちろん走者一塁で被打率が上がる西野選手に対して3度出塁して突破口を開きました。鋭いスライディングにより、ユニフォームが破れること2度。勝利の代償と思えば、決して高くはありません。

 チーム成績が上がらない中、宮西選手が新たな勲章を手にしました。8回に4番手で登板すると、1イニングをクリーンアップをぴしゃりと抑えてパ・リーグ新となる11試合連続ホールドの記録を打ち立てたのです。9月15日ホークス戦以来の登板に「ふわふわしましたが、前の回にアブちゃん(アブレイユ選手)が2ランを打ってくれたのが大きかったです」と話し、数字については「こういう展開を作ってくれるチームに感謝しています」と頭を下げました。

 昨年頂点に立ったペナントレースは、イーグルスが初戴冠。ロッカーでその瞬間を見届けた選手の顔には、悔しさや寂しさがにじんでいたのは言うまでもありません。戦いは残り8試合。この日見せた意地を最後まで見せていく義務が我々にはあります。

大谷投手 <5回、球数91、打者23、安打2、三振5、四球5、死球2、失点3、自責点2>

「状態は悪くなかったですし、初回の先頭打者を打ち取って、今日は乗っていけるかなと思いました。次の打者に2ストライクまで追い込みながら死球を当ててしまい、そこをうまく切っていれば、という思いがあります」

栗山語録

Q.イーグルスのリーグ優勝が決まりました
「みんな楽天が優勝する瞬間を見てたと思う。それぞれ感じるものがあるはず。勝たないといけないという気持ち。クライマックスシリーズ、日本シリーズとあるけど、ペナントレースで優勝するというのが第一なんでね。来年絶対に優勝できるように頑張ります。敵ではあるけどプロ野球の仲間なので『おめでとう』と。ただ、来年我々はその前にいかないといけない」

Q.大谷選手の内容は
「だいぶ雰囲気は出てきたけどね。初回のことは自分でいろいろ考えればいい」

Q.アブレイユ選手が久しぶりのホームラン
「ホントに久しぶりだよね。良かったよね」

Q.宮西選手がパ・リーグ記録の11試合連続ホールド
「使い方を見ればわかると思うけど、すごく気を使っていた。記録をつけてあげたいと思っていたからね。開幕は苦しんだけど、投げながら何とか立て直してくれて本当に感謝しています」

Q.2試合連続で打線がつながりました
「シーズンを通しての大きな反省はある。ひとり一人がしっかりとやっていかないと。やっぱり点を取らないと勝てないから」

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