2013.10.05 SAT
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広報レポート <ファイターズに持ち込んだもの>

 8回無死一、二塁となったところで交代が告げられ、木佐貫選手はマウンドを下りました。9月3日に9勝目を挙げてから4試合で勝ち星なし。2ケタ勝利への挑戦は、その瞬間、終わりを告げました。最終盤にファーム調整の時期があったとはいえ、今季24試合に登板。故障もなく移籍初年度でローテを守れたことは、期待に違わないシーズンだったといえるのではないでしょうか。

 木佐貫選手はユニホームを着ていないときでも話題を振り撒き、ファイターズファンに新しい選手像を提案してくれました。“乗り鉄”ぶりを発揮して札幌ドームへは登板日以外のほとんどで地下鉄を利用。また、自らのベースボールカードに直筆のシリアルナンバー入りでサインを入れて配る独自のファンサービスを実践しました。そして、同じ移籍組の大引、赤田両選手とともに、すぐにファイターズの一員として認められる存在となりました。一方でファイターズが所属3チーム目となる右腕は、ユニホームを着ているときには今季にかける強い思いを持ってシーズンを戦いました。

 「トレードされた選手は1年目に結果を出すことが大切」。結果的には自身3年ぶりの大台に乗せることはできませんでしたが、練習に取り組む姿勢や存在感を含め、ファイターズに持ち込んだものは小さくありません。

 木佐貫選手が勝ちがつかなかった結果、北海道移転後で初めてチームに2ケタ勝利のピッチャーが誕生しないシーズンとなりました。立て直さなければならないところは、この順位にいるからこそ野手陣、投手陣ともにはっきりしたはずです。6日の試合は今季最終戦。何かを見つけ、何かのきっかけにする必要がある大切な1試合となります。

栗山語録

Q.東浜選手に抑えられ完封負けを喫しました
「毎度同じ事を言っているけれど、中々点を取る形にならなかった。(東浜選手は)アマチュアの頃のイメージの投球。よく投げたと思うけれど、簡単にひねられると力がないんだなと。走者が出ないと勝負にならないし、もっとちゃんと練習しなさいと言われた気がした」

Q.木佐貫選手は9勝止まり
「きょうはある程度最少失点で行っていたし、本人はもっと粘りたかったと思うけれど、先に点を取っていれば変わったかも知れない。(10勝投手不在には)この順位この成績をみれば。先発の建て直しが必要だということで象徴的な数字だと思う」

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