2014.04.09 WED
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広報レポート<キャプテンのひと振り>

4回、タイムリーを放った大引選手
5回、ホームランを放ったミランダ選手

打った瞬間、同点に追いついたことは確信していました。しかし、打球がぐんぐんと伸びていくのを見て、ひょっとしたらと思いました。右翼手が延ばしたグラブを越え、フェンス前でワンバウンド。一気に2人の走者が生還に成功しました。1点を追う4回1死満塁。大引選手がチームにカツを入れる逆転の決勝打を放ち、二塁ベース上でベンチへ向けて両手を大きく掲げました。

「ゲッツー(併殺)だけはダメ。絶対に右方向への飛球を打とう」。追い込まれながらも、低めのチェンジアップに食らいついてはじき返した一打でした。最低でも犠牲フライと考えて入った打席。“狙い”を明確にしたことが生み出した最高の結果でした。

今季初のヒーローインタビューでは「自分が決めてやろうと思ったんで…」とニンマリ。ただ、本心は違います。場内一周後の記者会見でこう明かしました。「自分がつなげば何とかなる」。それは、5連敗と沈んでいたチームの空気も変えようという思いと同じでした。「あの後にミランダの一発も出た。自分の一打が流れを変えられたのならうれしい」

先制を許した上沢選手にも、プロ初登板初先発から2試合連続での勝利投手をプレゼントした新キャプテン。「オレは優勝したいんだ!」。チームメートを前にしてもそう宣言してはばからない男は、苦しみを真正面から受け止め、それを跳ね返すことでチームを引っ張っていきます。

上沢選手 <5回2/3 打者26 球数102 安打8(本塁打1)三振5 四死球1 失点・自責2>

先発の上沢選手

「投げていくうちに力みが取れて球が走り出しました。ただ、5回に得点してもらった直後、3人で打ち取っていい流れのままいけない辺りが次回以降の課題。先発は7回、8回まで投げ切ってこそだと思っていますし、その役目を果たせずすごく悔しいです」

栗山語録

栗山監督

Q.上沢選手が連敗を止めました
「プレッシャーが掛かる中、よく頑張ってくれました。前半はヒットを打たれて、持ち直したことは自信にしてほしい。7回まですっと行ってくれたら言うことないけれど、すんなりはいかないもの。一歩ずつ前に進んでいる中で勝ちがついたのも良かった」

Q.松井裕選手への対策は
「球の軌道が分からないし、結構難しいよね。大引がよく追い込まれてから打ってくれた。序盤は三振を喫したけれど、(打者有利の)カウントを作れていたなと感じていました」

Q.ミランダ選手に待望の一発が出ました
「ストライクゾーン(の違い)に関して話してきて、ゆっくり慣れてくれればと伝えていた。本塁打が出て何よりです」

Q.札幌ドームでのイーグルス戦連敗を止めて明日です
「前の試合を考えると引きずるので、その日その日を全力で戦うだけだと思っている。確かに2012年にマー君(田中選手)から点を取ったのに追いつかれて、そこからだったと思うけれど。まずは明日。しばらくは目の前の試合を目一杯、全力でやるしかないと思っています」

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