2014.09.06 SAT
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広報レポート<ファイターズらしい試合運びとは>

7回、大谷選手
7回、陽選手

スコアボードに灯った「0」以外の数字が、ひときわ目立ちました。8回表まではすべてが「0」。しかし、8回裏に2死から連打と四球で満塁のピンチを背負うと、最後は右越えの3点適時三塁打で均衡が破れました。これが序盤であれば、行方はまだ分からなかったかもしれません。しかし、攻撃のチャンスが1度しか残されていない中での失点は、当然のように重くのしかかりました。とはいえ、同点でマウンドに上がる中継ぎの厳しさを痛感するとともに、敗戦投手となったクロッタ選手ひとりにすべての責任を追わせることはできない一戦でした。

先発マウンドに上った浦野選手は、初回に1死一、三塁のピンチを背負いながらも連続三振で無失点スタートを切ると、2回からはリズムを取り戻して相手打線に付け入るスキを与えませんでした。7回まで投げて無失点。自身が前回先発した8月29日のホークス戦以降、先発投手陣は7試合連続でクオリティースタート(6回以上投げて3自責点以下)を記録し、安定感をみせています。ところが、先発が初回から6イニング連続で無失点に抑えた試合は、これで3連敗。ブルペンが逆転を許した試合もありましたが、やはり打線の援護に恵まれていないことが要因のひとつといえるでしょう。

先発が中盤まで完ぺきに抑えるこのケースでは、それまで開幕から12勝1敗と抜群の結果を残してきました。ただ、その13試合中11試合では3回までに得点しています。シーズン全体でも3回まで無得点の試合は12勝34敗2分、一方で3回までに得点した試合は、先制点を挙げたかどうかに関わらず48勝24敗1分と、今季のファイターズは相手先発から序盤に1点でも奪って勢いに乗れるかどうかが大きなカギ。この日は3回まで毎回走者を出しながらも、ストライクゾーンを広く使われ、つなぐことができませんでした。

先発投手陣が安定しているときに勝ち星を量産したいところ。歯車が噛み合うまで待つしかありませんが、残り23試合で10月につながる野球ができるかどうかも課題になってきます。まずはファイターズの「形」らしい試合運びを見せられるでしょうか。

先発投手コメント

本日は先発投手コメントはありません。

栗山語録

栗山監督

Q.浦野選手が粘りながら良いピッチングをみせてくれました。
「勝たせてあげたかったね。本当に良く投げてくれた。良く頑張った。」

Q.相手のディクソン投手の好投に封じ込められました。
「試合前にも話した様に、球の状態もコントロールが良いのは分かっていること。攻略の糸口がなかなか見つからなかった。また明日からちゃんと頑張ります。」

Q浦野選手の好投の他にも中島卓選手のファインプレーが二つありました。
「卓に関しては、ここ一ヶ月、二ヶ月で変なミスがなくなって、安定してきてるよね。普通とは言わないけど、卓ならあのぐらいやってくれて当然。」

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