2014.09.19 FRI
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広報レポート<息詰まる投手戦>

7回、ヒットを放った中田選手
8回、ヒットを放った谷口選手

三塁線で大きく弾んだ打球を見た中田選手が、意地の全力疾走で一塁ベースへ向かいました。しかし、到達寸前に送球が一塁手のグラブに吸い込まれました。これでゲームセット。スコアボードのファイターズ側には9つの「0」が並びました。イーグルス側の8回に灯った「1」の数字が、決勝点を示していました。息詰まる投げ合いとなった一戦。先発・メンドーサ選手が我慢のピッチングを見せましたが、終わってみれば相手の先発を褒めるしかない結果だったといえるのではないでしょうか。

アウトになりベンチへ戻る選手たちの表情に悔しさがににじみ出ていました。何とかしないといけない――。そんな思いを全員が持っていたことでしょう。5回まで走者を出すことさえできない展開。6回の先頭打者・谷口選手が左線二塁打で出塁し、大引選手の犠打で三塁に進んだものの無得点に終わります。8回には1死から谷口選手が中前打を放つと、大引選手が再び犠打。1点をもぎ取りにいきましたが、要所を締められて最後までホームを踏むことはできませんでした。

一方でメンドーサ選手は7回まで4度の先頭打者を出しながら無失点に抑えたものの、8回に2死走者なしから痛恨の失点。序盤に得点を挙げて優位に立つ今季のファイターズらしい展開に持ち込めないとなれば、厳しい結果が出るのは当然だったかもしれません。最近5試合はすべてが完封勝ちか完封負けです。「あと1本」がなかなか出ないのは野球ではよくあることだとはいえ、「あと1本」を出さないと勝ち切れないのも野球というゲーム。先発陣が最近21試合中18試合でクオリティースタートを決めていることが、10月決戦へ向けてのプラス材料になっているだけに、いいサイクルで回っているときに勝ち切る試合をひとつでも多く作りたいところです。

メンドーサ選手<7回2/3 110球 打者29 安打7 三振5 四球2 失点・自責点1>

7回、ハイタッチするメンドーサ選手と大野選手

「内容は満足してますけど、結果負けてしまったので残念です。大野選手のリードにも助けられて、今シーズン一番良いピッチングができたと思います。次回、接戦になった時は粘りきれるよう頑張ります。」

栗山語録

栗山監督

Q.メンドーサ選手が好投していましたが、打線で援護することができませんでした。
「その通り。なんとかしたくて必死にやっている。先に1点取りたかったんだけど、取れなかった。メンディーに申し訳ないことをした。」

Q.西川選手が数少ないチャンスで三振に倒れました。
「思うことは死ぬほどある。ただ、俺がなにか言うのではなくて、それぞれがハッキリとした意識でやり切れるかどうかだから。できてなければ我々が伝えないといけないし、選手自身も考えないといけない。今日の経験を次に活かして欲しい。」

Q.陽選手を3番DHで起用しました。(前の試合で自打球を受けて交代したことに対して)
「本当に芯で捕らえたのは、岱鋼の一本(4回の中飛)だけだからね。」

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