2014.09.25 THU
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広報レポート<これがファイターズスタイル>

1回、先制HRの中田選手
7回、メンドーサ選手と大野選手

初回攻撃中に大粒の雨が降り始め、守備に就く前に一時中断となりました。16分後に再開されましたが、チームの誰もが心配そうな面持ちで空を見上げていました。特に中田選手は気が気じゃなかったに違いありません。1回2死一塁で左翼席への特大26号先制2ラン。ノーゲームになれば“幻の一発”となってしまうため、試合再開を待ち望んでいました。雨脚が弱まってシートが取り除かれる際には、ベンチ内でコーチから「手伝ってこいよ」と声をかけられてグラウンドに出ようとしたほど。再開後の4回にはダメ押し点となる犠飛を放ち、この日の打点「3」はしっかりと記録されました。今季の打点は「98」となり、大台到達でのタイトル獲得をグッと引き寄せました。

打線は4回まで毎回得点を挙げました。この援護に応えたのが、先発したメンドーサ選手です。すべりやすいマウンドに苦労しながらも、低めに集めるピッチングを披露してゴロの山を築きました。7回まで投げて2失点で7勝目。いつ再中断があってもおかしくない状況の中でも落ち着いていました。悪天候の下で行われた6月21日の広島戦で、リードをもらいながらも早くゲームを成立させようと投げ急ぎ、突然乱調に陥って逆転された経験が活かされた形に。9月に入って3勝目と、10月決戦への重要なピースとして存在感を増しています。

歯車が噛み合わなかったここ数試合から一転、まさに「全軍躍動」という戦いぶりが印象的でした。攻撃陣はまず塁に出ることを心がけ、次につないでいく。シーズン最終盤で一軍合流切符をつかみ、この日は「7番・左翼」でスタメン出場した赤田選手が2安打3四球と全打席出塁に成功。スタメンで唯一安打のなかったキャプテン・大引選手も3回にスクイズを決め、打線の中でしっかりと機能してみせました。先発が序盤を抑え、打線が早めの得点で試合を優位に進める。今季のファイターズスタイルを象徴する内容での勝利は、今後に向けての大きなきっかけになりそうです。

メンドーサ選手<7回 125球 打者29 安打4 三振6 四球3 失点・自責点2>

先発のメンドーサ選手

「雨の影響でマウンドの足場が少し不安定でしたが、低めにボールを集めて粘り強く投げることができたと思います。打撃、守備の両方で野手の皆さんに助けてもらい感謝しています。とにかく試合が成立して良かったです。」

栗山語録

栗山監督

Q.マリーンズ戦連敗を止めました
「勝ててよかった。翔が高い集中力を見せてよく打ってくれたね。主役がこうしてくれるといい流れが作れるね。」

Q.雨という難しいコンディションでの試合になりました
「メンディがよく投げれくれた。点を取ってもらった直後に、いきなり雨でスタートが遅れたし、どんどんいかないと試合が成立するか分からない展開だったからね。プライドというか、本当のメンディを見せてもらった。」

Q.打っては12安打9得点と打線が爆発しました
「みんなが自分の仕事をしてくれた。ランナーを進める、還す。昨日からの展開だと僅差の試合はやな感じがしたからよかったよ。」

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