2014.09.27 SAT
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広報レポート<俺が決めてやる>

中田サヨナラ
中田サヨナラ

 打球の行方を一瞬見やると、バットを放り投げゆっくりと一塁へ。2-2の10回裏1死。バファローズの守護神・平野佳選手の内角直球をとらえた中田選手の打球は、左翼席の手招きに乗って中段より上に突き刺さりました。自身2年ぶり2度目となるサヨナラアーチ。「完璧でした。チャンスで決めていたら今ごろ家に帰れていたんですけどね」。バファローズの移動便遅延で試合開始が30分遅れた上、延長にもつれた試合。3時間56分に及ぶロングゲームに4番のひと振りが蹴りをつけました。

 名誉挽回の機会を伺っていました。3回は2死一、二塁で空振り三振に倒れ、7回も同点に追いついてなお1死一、二塁のチャンスで遊ゴロ併殺。「情けない打撃でしたし、何とか取り返そうという一心でした」。平野佳選手には今シーズン、チーム打率.182、33打数で17三振と完全に抑え込まれてきました。バファローズにはブルペン勝負で競り負ける試合が多かっただけに、ポストシーズンを見据えても価値ある一打だったと言い切れます。

 この日は試合前に金子誠選手が現役引退を表明しました。2008年に入団した中田選手は、試合後にマンツーマンで部屋にこもり、練習に臨む態度、立ち居振る舞いについて当時選手会長の金子誠選手から厳しい言葉もかけられました。タイトル争いでトップを走る打点はこの一打で自身初めて100に到達。「先輩方が僕にいい形で回してくれるお陰」と殊勝にコメントするのも、1年目の‘指導’があってこそ。尊敬するベテランが大きな決断をした日、後を継ぐ男がバトンをもらい受け、頼もしく走り始めました。

上沢選手<7回 101球 打者29 安打6 三振5 四球2 失点・自責点2>

1回表、上沢

「数字を見たら7回2失点と先発としての仕事は出来ている感じがしますが、自分の中では失点された場面での打たれ方が悪く反省しています。死球でランナーを出して気持ちで少し負けてしまいました。投球フォームは探り探り試行錯誤をしてタメを作ってみましたがそれがうまくいきましたね。7回に追いついてくれたのでこのまま逆転を信じて応援したいです。」

栗山語録

7裏、栗山監督
中田サヨナラ

Q.中田選手価値あるサヨナラ本塁打での勝利でした
「そうだね。前の4打席がチームに貢献できていないという事で苛立ちはあったろうけど守備でいい流れを自分で作って、バッティングで決めてくれた」

Q. 投手陣は2失点と踏んばりました。
「上沢は若いと良かったり悪かったりするものだけども、先に点を取られる難しいゲームを良く投げた。中継ぎも結果は0失点だけども、出していい四球と勝負しなければいけない場面をしっかりと反省しないといけないね」

Q.明日は首位ホークスとの1戦です
「いつも言っているけど、できる準備をして1つ1つ必死にやるだけです」

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