2014.10.05 SUN
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広報レポート<上々の試運転>

4回、2番手で登板の上沢選手
試合前の41並び

これからチームを支えることを期待される男が、いままでチームを支えてきた男を送り出す。最高のはなむけとなる最高のパフォーマンスでした。先発マウンドに上がったのは大谷選手。立ち上がりから「いつも以上に気合が入っていた」という右腕は、158キロのストレートで試合の幕を開けると、2球目のストレートでバットを真っ二つにへし折る二ゴロに抑えてみせました。その瞬間、スコアボードの掲示には「162」の文字。オールスターで計測していたとはいえ、公式戦では日本人選手最速となる快速球を披露しました。2回までに投じた26球中、3度の162キロだけではなく、フォークボールも151キロを記録。登板後、選手サロンに差し入れられた稲葉、金子両選手を労うケーキを美味しそうに頬張り、充実感を漂わせました。まだ体調は万全ではない様子でも、9月21日以来となる登板で“リフレッシュ”された姿は、クライマックスシリーズへ向けても強烈なインパクトを与えるものでした。

3回から2番手でマウンドに上った上沢選手も、立ち上がりイニングこそ2安打でピンチを背負ったものの、3イニングを無失点に押さえました。「何としても勝って送り出したい」という思いが、アドレナリンを出しての登板という自分の調整にも役立ったはず。来るべき一戦に向けての手応えも感じたことでしょう。打線も6回1死、西川選手の今季13本目の三塁打でチャンスを作ると、2死から陽選手の右前打で先制。これが決勝打となったことで、6回に投げた白村選手がプロ初勝利を掴みました。公式戦最終戦をしっかりと締め、ここ7試合を6勝1敗でフィニッシュ。クライマックスシリーズに最高の状態で臨めそうです。

大谷選手<2回 26球 打者8 安打2 三振3 失点・自責点0>

先発の大谷選手

「今日は2、3イニングと決まっていたので、まず0点に抑えれてよかったです。間隔も空いていたので真っ直ぐ主体でどれだけ押していけるかを課題にしていましたが、まずまずだったと思います。ただもう少し精度をあげていけない部分もあったので、次の登板までには修正したいですね。また、稲葉さんと一緒にプレーしたのは2年だけでしたが、成長した部分を見せられたらと思って気合はいつも以上に入っていました。2回からはファーストに入っていたのでそれを間近で見てもらえて光栄です。」

栗山語録

栗山監督

Q.稲葉選手の引退試合を終えて
「勝ったことはふさわしいけど、もっとこう・・・。これも野球らしいね」

Q.レギュラーシーズンの全日程を終了し3位という結果でした
「個人的には本当に申し訳ないと思っています。もっと上の順位で終わりたかった。怪我人が出た中、選手達は一生懸命プレーしてくれたし感謝したいね。来年に向けてきっかけをつかんだ選手が何人かいたけど、逆に期待していた選手がうまくいかなかった選手もいたのかな。そういう意味ではプラスマイナスだったね」

Q.クライマックスシリーズに向けて
「これからが重要になると思っているから、シーズンが終わったけれども選手には何も言っていないよ。後ろのピッチャーも疲れが抜けて本来の力が戻ってきた感じもするし。これから必死にやらないといけないね」

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