2014.10.12 SUN
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公式戦とは違う流れ

2点タイムリー2ベースヒット小谷野選手
勝ち越しに沸くベンチ

2試合連続で終盤戦に二転三転する一戦となりました。同点に追いつかれた8回、相手の失策からチャンスを作ると、代打・稲葉選手の適時打で勝ち越しに成功。しかし、直後に2四球からの3ランを浴び、手痛い逆転負けを喫しました。今季の公式戦にはなかった試合展開。最後の最後まで何が起こるか分からない。1試合1試合が勝負となるポストシーズンは、そんな緊張感の中で行われている証拠でもあります。

公式戦では7試合で対戦し、1試合も先制点を取ることができなかったバファローズ先発・ディクソン選手から、小谷野選手の適時打でいきなり先手を奪いました。一方で先発マウンドを託された上沢選手は、5回までひとりの走者も許さない完ぺきなピッチングを披露。上沢選手が先発し、打線が先制に成功した試合は公式戦で9勝負けなしだっただけに、いつもなら流れを渡さないようにさえすれば結果はついてくるはずでした。しかし、ひとつのプレーが天国と地獄を分ける超短期決戦は、公式戦とは“別物”と捉える必要があるのかもしれません。

1試合で浴びた安打は5本だけ。それでも、勝てないこともあるのが野球というゲームです。満塁のチャンスで得点できなかった場面もありましたが、攻撃陣全体で相手投手を攻略し、投手陣は最少失点でバトンを渡そうと必死に投げました。勝ち負けという結果を除けば、両チームがガチンコでぶつかり、互いに譲らない緊張感のある試合を展開できたのは間違いない事実です。最終戦となる第3戦。勝つしかないのは当然ですが、10月にそんな試合ができる喜びを表現できるかどうか。それが勝利への執念にもつながっていくはずです。

上沢選手<6回2/3 80球 打者24 安打3 三振4 四球1 失点・自責点3>

先発の上沢選手

「途中までは良かったですが、7回は同点を招くピッチングをしてしまったのは反省です。ただ、クライマックスシリーズという大事な試合でゲームを壊さなかった点は評価できると思います。」

栗山語録

栗山監督

Q.先制した後は中盤までお互いに点が入らない硬直した展開でした
「先制した後に点をなかなか取れなかった。その中で上沢はプレッシャーもある中、良く投げていたと思う」

Q.糸井選手を歩かせT-岡田選手と勝負した事が結果的に勝負を分けました
「糸井選手の状態はあまりよくないとは思うけども2年間やられていたし、次のバッターどうこうでなくT-岡田選手との勝負を選択しました」

Q.ファイターズかバファローズか、いよいよ明日ファイナルステージの進出が決まり
ます
「今日はやられてしまったけども、ピリピリした中でプレーするのは今の若いチームにはプラスになるはず。この中を進む事が大事。こんな事で下を向いている場合じゃない」

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