2015.03.20 FRI
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広報レポート〈大外一気の追い込み〉

9回、谷口選手

このときをひたすら待ち続けていました。与えられたポジションは「8番・指名打者」。2回1死一塁で中前打を放つと、6回無死一塁と9回無死で左前打。チャンスメーカーとして3安打を記録したのは谷口選手でした。「指名打者はプロに入ってから2試合目。待つ時間の使い方が難しかった」と振り返りますが、それでもベンチ裏でしっかりと準備し、文句なしの結果を残して見せました。

ここまでのオープン戦はほとんどが途中出場でした。打席を稼ぐため、ファームの教育リーグに派遣されたこともありました。一軍首脳陣が見守る中でのスタメン抜てきと猛打賞は、絶好のアピールになったはず。開幕スタメンの可能性について栗山監督に「チャンスはもちろんある」と言わしめる内容に、本人もやる気に満ちた表情を浮かべます。「こういう時期にいい状態でいられていますから」と色気たっぷりに話しました。

投手陣では新キャプテン・宮西選手がいよいよオープン戦初登板を果たしました。6回に4番手としてマウンドに上がると、1死から安打を浴びたものの後続を抑えて1イニングを無失点。この本格始動に、本人だけではなく指揮官も安心したことでしょう。先発したガラテ選手がオープン戦5試合を被安打「0」という抜群の成績で締め、8回から登板した瀬川選手も最初のイニングは三者凡退に。武田勝、吉川両選手も昨年からの“失地回復”に成功しており、左腕の厚みが増しているのは間違いありません。

オープン戦当初はなかなか白星を手にできずモヤモヤした試合が続きましたが、残り3試合となったところではっきりと勝つ形が見えてきました。オープン戦で順調に結果を残している選手だけではなく、“大外一気”の追い込みを決めて開幕を迎えられそうな選手が現れたのは、スタートダッシュを狙う上で大きなプラス材料。仕上げの2試合を乗り切って、北海道に戻れそうです。

選手コメント

2回、田中賢選手

ガラテ選手<2回 24球 打者6 安打0 三振1 四球1 失点・自責点0>
「ここ最近、良いピッチングが出来ていると思うので、今日も特に変えることなく普段どおり臨みました。状態も良かったですし、変化球も全て試し、自分の持ち味をアピールできたと思います。これからも、いま自分ができることを全力で取り組んでいきたいと思います」

田中賢選手(2回 先制の右中間3点適時二塁打 P・菅野)
「打ったのは外よりのスライダーかな。抜けるか分からなかったけど、良い感じで打てたね。先制できたから、このまま流れをつくっていきたいね」

栗山語録

栗山監督

Q.試合の勝ち方を振り返ってみて
「理想的じゃないよね。全然まだまだ。今日みたいなのはイメージ。しっかりとやっていかないとね」

Q.陽選手と中田選手の調子も上がってきました
「岱と翔が機能しないとね。主役がしっかりしないと。みんな状態が上がってきてるし、良い感じだね」

Q.谷口選手が猛打賞の活躍でした
「状態も内容も良かった。(開幕スタメンに向けて)チャンスは勿論ある」

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