2015.04.19 SUN
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広報レポート<守りに護られた完封劇>

西川選手
大谷投手

最後の打者を空振り三振に仕留めてホッとひと息つきました。チームメートとマウンド付近でハイタッチを交わしながら、大谷選手は”ミエナイチカラ”を感じていたかもしれません。守備陣が好プレーに次ぐ好プレーで20歳の右腕を盛り立てました。これで結果を残さないわけにはいきません。「要所要所でバックの守備に助けられて、最後まで投げられたから良かった」。ヒーローインタビューでは開口一番、そう話して感謝を表しました。

チーム今季初の完封勝利。111球のパフォーマンスは、開幕18試合で7失策だけという守備陣の堅実さがもたらしたものでした。1回1死二塁、遊撃・中島卓選手がジャンプして頭を越えそうなライナーを捕球すると、4回2死一塁では左翼・西川選手がフェンス際の大飛球をしっかりと処理。極め付けは8回1死二、三塁の場面です。イーグルス・松井選手が放った打球はライナーで中前に抜けそうなものでした。これを中島卓選手が横っ飛びでキャッチし、飛び出した二塁走者までアウトにして一気にチェンジにしてみせたのです。神がかった守備陣のプレーが大谷選手を護り、勝利に導いたと考えても大げさではないでしょう。開幕戦から4戦4勝。チームの連敗を止め、次にバトンを渡しました。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<9回 111球 打者31 安打4 三振7 四死球2 失点・自責点0>

「要所要所でバックの守備に助けられました。今日負けたら(チームが)ズルズルと行くと思っていたので、チームの勝利のために1イニングでも多く投げたいと思っていました。ハラハラの立ち上がりで申し訳ないことをしたけど、なんとか粘れて良かったです。8回には追加点も挙げてくれたので、9回のマウンドは安心していけました。ここ最近(打者として)打席で仕事ができなかったので、今日は気持ちを切り替えてやりたいと思っていました」

栗山語録

栗山監督

Q.初回のピンチを含め大谷選手のピッチングを振り返ってどうですか
「安心は全然していない。本人も言ってたけど、真っすぐは良くもなかったし、悪くもなかった。ただ、少し雰囲気は出てきたかな。必死にさせられるというよりかは自分が主体となってコントロールし始めた印象はあるね。8回にアクセル踏んで、踏み切れなかったところもあったけど、ベンチの皆はなんとかしたい雰囲気があったし、そういった意味では翔平も粘って投げてくれた。褒めてるのではなくて、少し前に進んだ感じです」

Q.試合の流れを引き寄せた感じがありました
「連敗していて先に点数を取られてしまったら、ホームゲームの雰囲気もあるし一気に流れをもっていかれる可能性があるから。作戦の時間を与えてくれたという意味でよく翔平が粘ってくれた。1対0というのは、どっちに転んでもおかしくない。(今日のゲームに関して)ゲームの流れに追われるのではなくて、自ら作ったという印象があります」

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