2015.04.26 SUN
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広報レポート<クローザーの挟持>

9回、増井投手
今日のヒーロー、大谷投手と中田選手

スタジアムアナウンサーが「ピッチャー・増井」と告げると、場内はどよめきにも似た歓声に包まれました。出番はいつもの9回ではなく、8回1死ニ、三塁の場面。颯爽とマウンドへ駆け上がってピッチング練習を行い、気合の入った表情で打者に向かいました。最初の打者に右犠飛で1点を与えたものの、その後は危なげなし。9回もしっかりと締めて、クローザーながら5つのアウトを取って見せました。

登板自体は4月22日以来の中3日。ただ、セーブ機会での登板となれば4月12日以来、ちょうど2週間ぶりでした。なかなか登板機会が巡ってきませんでしたが、「そうは言っても続くときは続く。終わってみたら50試合以上投げたっていうことになるわけですから」とサラリ。1イニングを全力で抑えるのはもちろん、困ったときには8回からもマウンドへ。「いつでも行けるように準備してました。ここまで登板も多くないので元気でしたしね」と頼もしく話しました。

中田選手が先制打を含む2安打2打点を記録して、序盤から試合を優位に進められる展開となりました。大谷選手は5回まで2安打無失点。右ふくらはぎをつり、大事を取って降板しましたが、その後は中継ぎ陣が執念の継投で逃げ切りに成功しました。この日は栗山監督54度目の誕生日。監督就任後ここまで1勝1敗で、その1勝は優勝した2012年に挙げたものでした。無傷の5勝目を挙げた大谷選手からヒーローインタビューで「おめでとうございます」と話すと、満面に笑みを浮かべて頭を下げました。開幕23試合で15度目の白星。投打の主力が結果を出し、頼れるクローザーが指揮官に贈った誕生日勝利となりました。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<5回 59球 打者17 安打2 三振5 四死球0 失点・自責点0>

「5回を投げきることに必死でしたが、このような降板となってしまい申し訳ない気持ちです。立ち上がりも含めて全体的に状態は良かったんですけどね」

栗山語録

栗山監督

Q.今日の試合を振り返ってみていかがですか
「翔平のアクシデントがあったけど、うちの持ち味は中継ぎ陣なので。疲れてるのは分かってたんだけど、よく粘ってくれたね」

Q. このカードも勝ち越しました
「昨日の嫌な流れがあったから、今日は“意味をもつ試合”になると思っていた。チームの中心となる翔(中田選手)が打って、翔平(大谷選手)が投げてくれれば、こういう形になるんだろうね」

Q.松本選手をスタメン起用して、早速ヒットを打ちました
「非常にバッティングの内容がよかった。バッティング練習のときから状態はよかったし、ずっと使いたい気持ちはあった。勝負ができる右バッターとして考えていけるよね。若い選手にも思い切ってプレーして欲しいと伝えていたし、みんな必死にやる姿勢が前面に出ている。欲しいのはそこ。必死にならないといけない」

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