2015.06.24 WED
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広報レポート<プレッシャーに打ち勝つ選手たち>

3回裏、スリーランを放つ中田選手01
9回表、ハイタッチを交わす大谷投手と大野選手

青空に高く舞い上がった打球はレフトスタンド芝生席へ。3回裏、中島卓選手の遊撃内野安打で先制点を挙げた直後の3ランショット。チームの流れを引き寄せる貴重な一発となりました。大谷選手も圧巻の完封劇を披露し、天気に恵まれた旭川の地でチームの連敗を止める“9勝目”を挙げました。

チームは今季初の5連敗を喫していました。チーム内の雰囲気は若い選手を中心に普段通り明るく振舞っているように見えましたが、さすがに首位ホークスに“3.5ゲーム差”をつけられた事には危機感を持っていたようです。「ここまでダラダラと来ていたから、チームで気持ちをひとつにやっていこうと(試合前に)話していた」と言う中田選手。やはり“チームの4番”として責任を強く感じていたようです。主役が活躍すればチームは勝ち、主役が活躍しなければチームは負ける。酷かもしれませんが、自ら選べるのは「100」か「ゼロ」どちらかの選択肢しかありません。

そして、もう一人「責任感」の言葉を胸に戦った大谷選手は相手打線を寄せつけない力強いピッチングを披露。チームの連敗を止める重要な役割を任された大谷選手は、このプレッシャーに負けることなく120パーセントの力で期待に応えてくれました。試合後、廊下のパイプ椅子に腰を掛けると、すぐさま自ら掴み取ったウイニングボールに「9」の数字を書き込みました。リーグトップの9勝目。二桁の奪三振ショーにも、本人は「よっしゃー」と満面の笑みを浮かべていました。

「チームの4番」「エース」という言葉をかけられる選手は必然と責任を感じていることでしょう。チームを勝利に結びつける責任感。そして、その重圧に打ち勝つ勇気。選ばれし者にしか与えられない特権ではありますが、四六時中プレッシャーと戦っていることは間違いありません。シーズン中盤に差し掛かるこの時期。チームの主力を中心に、再度結束力が求められそうです。

先発投手コメント

先発の大谷投手03

大谷投手
<9回 打者31 球数127 安打3 三振11 四球2 失点・自責点0>

「いい流れが作れてよかったです。連敗していたので1球目から全力でした。大量点を貰い投げ抜くつもりだったので完封できた事は嬉しいですね」

栗山語録

栗山監督

「連敗を止めることが大事。よく投げたし、よく打った。翔平(大谷選手)だけじゃなく、みんな何としてもという気持ちがあった。ここからがスタート。次、しっかりとやります。苦しいときは主役がなんとかする責任があるからね。翔平にも久しぶりに気持ちよく投げさせられた。これで前に進める。素晴らしかった。今日に関しては『ありがとう』と言いたい」

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