2015.08.23 SUN
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広報レポート<サンデー・ルッティ躍動>

陽選手
中村投手

7回、この試合で初めて三者凡退に抑えました。6回までは毎回走者を背負っていました。それでもまったく慌てることはありません。130キロ台中盤のストレートは狙い通りにきっちりとコントロールされ、90キロ台のカーブで翻弄する。これぞ中村選手の真骨頂。厚澤投手コーチをして「スピードだけがピッチングじゃない」と言わしめる緩急自在のピッチングで、前日の試合で2ケタ得点を献上したバファローズ打線を相手に、1失点完投劇を演じてみせました。

8月2日に再び先発のチャンスを得てから、これが4試合目。そのすべてで6回以上を投げて自責は2点以下と、安定感抜群の内容をみせています。ストライクを先行させること、リズムよく投げ込むこと、積極的にストレートで勝負すること。好投できる条件を揃えられれば結果はついてきます。陽選手の先頭打者アーチで後半戦30試合目で初めてとなる初回得点を挙げ、中田選手の勝ち越し弾、レアード選手のダメ押し弾と、効果的な援護を受けて2勝目をたぐりよせました。

「(ファーム調整が続き)悔しい思いをさせてきた。でも、夏場には絶対に必要になる選手だと思っていたし、それは本人もわかっていたと思う」。栗山監督は今季初勝利を挙げた前回の登板後にそう話していました。昨シーズン8勝を挙げた右腕の存在は、正念場にきて頼りがいのあるものとして指揮官の目に映っていることでしょう。今季のレジェンドシリーズは5勝1敗。そのうち2勝は日曜日を持ち場としている中村選手がもたらしたものでした。躍動する”サンデー・ルッティ”が、この先もチームに強烈な追い風を与えてくれるに違いありません。

先発投手コメント

先発の中村投手

中村投手
<9回 球数129 打者34 安打6 三振7 四球3 失点・自責点1>

「ファーストストライクを取れたことが優位に進められた要因だと思います。点差が開いたので、出来るだけ長いイニングを投げたいと思いましたし、野手の皆さんもよく守ってくれたので本当に感謝しています」

栗山語録

栗山監督

Q.5カード連続の勝ち越し
「昨日みたいな形で負けて連勝ストップしてしまったからここからが大事。どちらに転がってもおかしくない展開だったけど(中村)勝が頑張ってくれた」

Q.陽選手、中田選手に本塁打
「何度も言うように(中田)翔と(陽)岱鋼のチーム。この2人の本塁打だったので絶対に負けられなかった」

Q.中村選手が今季初完投
「あれだけ腕を振って、打者に向かって緩い球を投げられていた。(市川)友也もよく引っ張っていた。そのボールを使うタイミングとかね」

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