2016.04.05 TUE
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広報レポート<はい上がる道順>

マウンドに集まる内野陣
三番手の榎下投手

スコアボードの4回裏に灯った「8」の文字が最後の最後まで響きました。打線が記録した安打は1本のみ。勝ち負けという結果だけをみれば、中盤で試合は終わってしまっていたようにも見えます。それでも、野球は9回まで続くスポーツ。たとえ先発投手が4回途中での降板を余儀なくされ、どんな展開になろうとも、その後に出てくるピッチャーはゲームセットまで投げ続けなければなりません。そこでどういうピッチングを見せるか。それは「敗戦処理」と簡単な言葉で表現できるはずのない“戦い”の場所です。

6回から3番手としてマウンドに上がったのは榎下投手でした。先頭打者に安打を浴びながらも後続を抑え、まずは2イニングを無失点。8回に1点を失ったとはいえ、猛打で勢いのついたライオンズ打線を相手に3回1失点なら、十分な働きぶりだったといえるでしょう。開幕メンバーからは外れたものの、2戦目からベンチ入り。リードを許した場面での登板が主な役割となっていますが、同じような立場からセットアッパーとなった谷元投手の例があるように、こうやってチャンスをつかんでいく選手は多く存在します。

榎下投手は「あれが悔しいですね」と8回に浴びたソロ本塁打を振り返りました。その反省は次の登板にもつながるはず。栗山監督は常に「優勝するためには、開幕戦と最終戦でメンバーが全然違うくらいじゃないといけない。それがチームが成長するということ」と話しています。開幕前は”無印”だったとさえいっていい6年目の右腕が一軍に定着すれば、それはまさにチームの成長に直結します。どんな場面でも自分のパフォーマンスを発揮する。一歩ずつ、はい上がる道順を踏んでいきます。

先発投手コメント

先発の吉川投手

吉川投手
<3回2/3 球数81 打者22 安打9〈本塁打1〉 三振5 四球2 失点・自責点8>

「1点取られた後ですね。踏ん張ることができなかったことが反省点です。最少失点に抑えないといけないイニングでしたし、あの場面でどう投げるかが今後の課題になりそうです。チームの皆さんに迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

栗山語録

栗山監督

Q.吉川選手、3回までナイスピッチングでした
「球が悪いわけではないと思うけれども。(ライオンズ)岸の状態を見れば一点差の勝負になることは分かっている訳だから、何か一つ先にやらないといけない」

Q. ライオンズ岸投手の調子がよかった
「相手がどうこうではなくて、自分たちがどう先に点を取るか、そして点を与えないかが問題。こういうことがないようにちゃんとやっていきます」

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