2016.04.08 FRI
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辛抱か劇薬か

ホームランを放ったレアード選手
先発のメンドーサ投手

3点を追う9回、先頭打者のレアード選手が3号ソロを放ち、2死二塁で一発が出れば同点というところまでたどり着きました。しかし、”かすかな期待”はそれ以上になることはなくゲームセット。今季初の3連敗で、開幕11試合目にして借金「3」という苦境に立たされることとなりました。

流れを変えるため、打順を変更して臨んだ一戦でした。ここまで2番を打っていた西川選手を9番に下げ、9番で打率3割を超えていた中島卓選手を2番に起用しました。そんな中で初回、陽選手が先頭打者安打を放った直後、今季初めて2番打者に犠打のサイン。中島卓選手は初球できっちり成功させ、中田選手の先制適時打を引き出しました。3割打者のバットを犠牲にしてまで1点を取りに行く野球は、手堅く見えるようにも思えます。ただ、それは先発投手が絶大な信頼に応えられる下地もなければ成り立ちません。後に追いついたとはいえ、序盤のうちに逆転を許す「投打がかみ合わない」戦いぶりとなってしまいました。

5回以降はヒット2本。アウト15個のうち、10個が三振によるものでした。なかなかトンネルを抜け出せず、本来のつながりを欠く打線。だからこその初回犠打だったのかもしれません。打順入れ替えの”辛抱”だけで上昇気配になるのを待つか、選手の入れ替えを伴うラインナップの変更という”劇薬”を注入するか。シーズン序盤にしかできないことも、シーズン序盤だからこそできることもあるはず。いずれにせよ、この状況はチーム全員で乗り越えていくしかありません。

先発投手コメント

先発のメンドーサ投手

メンドーサ投手
<5回1/3 球数83 打者26 安打8〈本塁打1〉 三振1 四球2 死球1 失点5 自責点4>

「ゴロを打たせるという意味では自分らしいピッチングが出来てたとは思うのですが、アンラッキーな打球が多かったのと、要所で抑えられなかったことに悔やまれます。先制点を守る粘り強いピッチングをしたかったです。」

栗山語録

栗山監督

Q.メンドーサ投手の投球を振り返って
「やられる時はああいうパターンだから、こっちが考えないといけない」

Q.9回にレアード投手の本塁打が出ました
「何もしないよりかは良いけど、とにかく勝たないといけないからね」

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