2016.04.10 SUN
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広報レポート<絶妙なゲームプランも誤算あり>

ハイタッチを交わす選手たち
代打でヒットを放つ石川慎選手

先発した大谷投手にとっては、思い描いていたプラン通りに試合を進めることができました。ただ、打線に援護してもらえなかったことだけが想定外だったに違いありません。9回のマウンドに上がるため、ベンチ前でキャッチボールを続けていた中で、ゲームセットの声を聞きました。

有原投手の離脱を受け、前日の試合では中継ぎ陣がフル稼働。エースは一人で最後まで投げ抜くことを心に誓っての登板でした。トップギアに入れるタイミングを遅らせるゲームプラン。立ち上がり3イニングは安打を許しながらも得点を許しません。「1イニングでヒット1本くらい打たれても大丈夫だろうと」。走者を出してからギアを上げればいい。その作戦は、3回までは間違いなく効果がありました。4回に先制を許したとはいえ、この1点が決勝点になるとは誰も予想していなかったはず。5回以降は4イニング連続で3人で抑えたようにギアを上げても、打線がチャンスをモノにできなかったことが大きな誤算でした。

“無四球完投”でも、そこに“勝利”は付かず敗戦投手となった大谷投手。開幕からの登板3試合ですべてクオリティースタート(6回以上を投げて3自責点以下)を決めながら、シーズン初勝利は次回登板にお預けとなりました。「全部が全部はなかなか踏ん張れない。クオリティースタートをしっかり続けられるようにやっていくしかない」。打者としても出場する男は、打てないときのもどかしさも経験しています。投手と打者、両方の視点で試合を俯瞰できるからこそ、いまは次のチャンスに向けて耐えるしかないことも知っているはずです。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手コメント
<8回 106球 打者28 安打6 三振8 四死球0 失点・自責点1>

「昨日みんな投げていたし、きょうは一人で(最後まで)行こうと思っていたので、(立ち上がりから)ある程度、力加減を考えて投げました。結果的に負けてしまったので、やらないといけないことはあると思います」

栗山語録

栗山監督

Q 大谷投手が8回まで投げ切りました
「球数は理想的だったけど、勝つことが仕事なんで。翔平からしてみたら先に点を与えてはいけないと思っているはず。不甲斐ない」

Q 大嶋選手をスタメンで起用しました
「状態がいいと(ファームから)推薦があって上がってきた訳だけど、1軍では簡単に打たせてくれるもんではない。こっちは信じていくだけ」

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