2016.06.17 FRI
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広報レポート<ワンチャンスの攻防>

先発のメンドーサ投手
ヒットを放つ矢野選手

完ぺきともいえるピッチングでも、たった一度のチャンスを活かされれば黒星がつくことがある。野球の難しさを痛感させられた一戦となりました。先発マウンドに立ったメンドーサ投手は、3回まで出塁すら許しませんでした。しかし、4回の先頭打者に初安打を浴びると、犠打を決められて1死二塁に。続くドラゴンズ打線でもっとも当たっている平田選手にツーシームを狙い打ちされ、打球が左翼線を転々とする間に先制を許しました。5回以降は凡打の山を築きながらも、その1点が結果的には決勝点となったのです。

一方で打線は何度もあったチャンスを活かすことができませんでした。先頭打者が出塁したイニングは4度。そのすべてで犠打を試み、失敗して併殺となったものも含めて無得点だったことが最後まで響きました。早いうちに1点でも挙げておけば、相手に5つのアウトを献上する形にはならなかったかもしれません。そう考えると、ワンチャンスを活かせたかどうかが、勝負を分けたといってもよさそうです。

先発投手はこの10試合で9度のクオリティースタート(6イニング以上を投げて3自責点以下)を決めており、抜群の安定感を見せています。それでもチームは6勝。4敗のすべてがタフロス(クオリティースタートでも敗戦投手)で、突き抜けられない要因のひとつとなっています。「連続2ケタ安打なし」は今季最長の10試合。ひとつ歯車が噛み合えば乗っていけそうにみえる流れだけに、いまは打線の奮起に期待したいところです。

先発投手コメント

先発のメンドーサ投手

メンドーサ投手
<7回 球数88 打者24 安打3 三振6 四死球0 失点・自責点1>

「きょうはテンポというところを意識して投げたので、フォアボールもなく最少失点で切り抜けることができてよかったと思います。ツーシーム、チェンジアップがよく決まりました。1点取られてしまいましたけど、チームが逆転することを信じたいと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.ロースコアの試合展開でした
「ワンチャンスをどっちが生かすのかという展開だった。(中日・ジョーダン投手の)ボールの動きが思ったより難しかった。スピードではなくて、間があった。とは言っても、なんとかしないといけないんだけどね。メンディーも素晴らしいピッチングをしてくれた。本当に申し訳ない」

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