2016.09.21 WED
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広報レポート<特別な試合>

最終回のピンチを凌ぐ谷元投手
勝利の喜びを分かち合う選手たち

まったく無駄のない動きで、途中出場の陽選手が一直線に落下地点へ向かいました。9回2死二、三塁。頭を越されれば逆転サヨナラの場面でした。半身の態勢で差し出したグラブに打球が収まると、ベンチで戦況を見つめていた選手全員がグラウンドに飛び出しました。

ゲーム差なしで残り9試合。負ければホークスにマジックが点灯する大一番に臨むため、チームは決戦の地・福岡に乗り込みました。「いいテンションで練習していた。気分も良さそうだった」。吉井投手コーチがそう話すように、先発・大谷投手は気負うことなく、走者を出しながらも自らの失策をきっかけに失った1点だけに抑えました。打っては2回にレアード選手が38号2ランで援護。9回1死二、三塁で緊急登板した谷元投手は得点を許しませんでした。出場した全員が躍動し、“ボタンの掛け違い”はひとつもなし。出番のなかった選手は、ベンチで必死に声を出し続けました。

誰もが特別な試合だったことを自覚していました。球場入り直後、選手だけで集まってベテランや主力が決意表明。シートノック後の円陣には投手陣も参加し、全員で戦う気持ちを高めました。宿舎に戻ると、“上がり”だったメンドーサ投手も球団スタッフを出迎えて「What a game!(なんて試合だ!)」と、上気した表情でハイタッチを交わしました。チームのために自分がやれることは何か――。その結晶がもたらした勝利は、リーグ優勝を手繰り寄せる、とてつもなく大きな1勝になったに違いありません。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<8回 球数112 打者32 安打4 三振8 四球3 失点1 自責点0>

「投手戦になると思っていたので、最少失点で行こうと思っていました。相手は強いソフトバンクなので、自分の出せるものを全部出しました。真っすぐ、スライダー、フォークを有効的に使えたかなと思います。(明日の戦いに向けて)気持ちは明日に向かっているので、ファンの皆さんと勝ち抜きたいと思います」

栗山語録

Q.きょうの試合を振り返って
「痺れたね。選手たちも痺れたと思う。色んなことがあったんだけど、結果的に選手たちがあんなに喜んでくれることが一番いい。翔平もよく投げたし、勝ち切れることが一番大事。本当によかった」

Q.陽選手が途中出場で守備に貢献しました
「行ける準備はしていたし、きょうは岱鋼らしさが存分に出てたね」

Q.明日からの戦いに向けて
「我々はチャレンジャーとして、必死にやっていくだけ。また明日から頑張ります」

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