2016.09.25 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1X
R
H
1
6
2
9

広報レポート<激勝を呼び込んだもの>

鍵谷投手
サヨナラが決まり喜ぶ選手たち

ワンバウンドした投球がバックネット前に抜けていったのを見て、打席に入っていたレアード選手は両手を大きく挙げました。三走・大谷選手がホームを駆け抜けると、ベンチで戦況を見つめていた選手たちが一斉にグラウンドになだれ込んできました。延長11回2死三塁。劇的な1勝は、暴投によってもたらされたのです。勝利打点はなし。しかし、先頭打者として中越え二塁打を放った大谷選手に手荒い祝福が集中し、全身にかけられたペットボトルの水を滴らせて、勝利のハイタッチを交わしました。

3安打を記録した大谷選手は、チャンスメーカーとしてもポイントゲッターとしても躍動しました。1点を追う8回2死三塁。投手交代の直後、初球のまっすぐを弾き返して中前に同点打を放ち、拳をつきあげながら一塁へ。投手の気持ちが分かる男が放ったのは、1失点ながら7回途中にマウンドを降りていた高梨投手の黒星を消す、貴重な一撃となりました。

同点劇からサヨナラ劇までの間に何があったのか。ブルペン陣の踏ん張りを見逃すわけにはいきません。高梨投手の後を受けた5投手が許した安打は1本だけ。リズムのいいピッチングで攻撃につなげました。もちろん、先発陣の安定感が試合を作っていることも間違いありません。9月17日からの8試合でQS(クオリティースタート)は7試合。その内容がそのままチームの結果に直結しています。投手陣が“最後の直線”で息を吹き返したのは、何よりも大きなアドバンテージとなるでしょう。

2位のホークスが敗れたため、優勝へのマジックは2つ減って「3」に。残りは4試合。まずはビジターゲームとなる次の3試合、マジックをひとつずつ減らすつもりで戦います。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<6回1/3 108球 打者27 安打5 三振8 四球4 失点・自責点1>

「粘り強く投げられたのはよかったんですけど、7回の先頭のフォアボールと先取点を取られたことが悔やまれますね。結果がすべてなので、悔しさしかありません。チームが逆転してくれることを信じたいと思います。しっかり応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.サヨナラ勝利の瞬間の気持ち
「一瞬違う事考えていたので、立ち遅れてしまいました(笑)」

Q.投手陣が先発、中継ぎ共に踏ん張る
「高梨もよく投げでくれたし、その後のピッチャーも頑張っていた。ミヤ(宮西)は何が大事か見せてくれたと思うし、若いピッチャーを勇気づけてくれたんじゃないかな」

Q.北海道移転後初となる観客動員200万人を突破
「中継環境が整っているのにも関わらず球場に足を運んでくださるファンのみなさん、そして色々と頑張っている選手、球団職員の皆さんの頑張りのおかげ。皆さんに感謝です」

Q.残り4試合でマジック3
「いよいよ大一番。今まで以上にしっかりとした野球が出来るか。勝負事は最後までわからないので、明日も集中してやりたいです」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート