2017.07.07 FRI
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広報レポート<思いがけない出会い>

9回を完投した有原投手と大野選手
2安打の田中賢選手

毎シーズン、しのぎを削ってきたライバルが相手でした。オールスターゲーム前、最後の札幌ドームでの3連戦。福岡ソフトバンクホークスと、ぶつかりました。今シーズンの開幕投手を務めた有原投手を先発に立てましたが、完敗を喫しました。現在の勢い、力、立ち位置を象徴するような展開でした。昨シーズンも激しい優勝争いを展開しましたが、寂しい内容でした。
試合前に、心温まる1シーンがありました。この日、札幌市の隣の江別市・野幌総合運動公園で「全日本車椅子ソフトボール選手権大会」が開幕しました。ファイターズも陰ながら支援を続けている競技です。大会に出場する選手の1人が、グラウンドに練習見学に訪れていました。矢野選手としばし談笑しながら2ショット写真を撮るなどコミュニケーション。試合本番へ向け、英気を養っていました。
少し、お話を聞く時間がありました。その男性選手は30代でしょうか。いろいろと教えてくれました。障害の程度によって、ポジションが限定されること、またかなりの運動量があることなど、初めて耳にする新鮮な事実ばかりでした。その男性は上半身以外が不自由なため運動量の少ない一塁、三塁を主に任されているそうです。矢野選手も、真剣な表情で耳を傾けていました。
気持ちを新たにする出会いもあり再度、矢野選手と練習中に談笑をしました。ベテランと呼ばれる域に属するため、現状に危機感を抱いています。その車椅子ソフトボールの選手の輝くまなざしにも感化されたのではないのでしょうか。眼前の1試合の勝敗は、もちろん大切です。その前提の上で力強く、言いました。
「若い選手が多い。この苦しい中で、みんな何を残せるか、自分のこれからに残していけるのか。そういうことも大事ですよね。それができるようになれば、いろいろとチームも変わっていくと思うので」
車椅子ソフトボールの選手は、ボールゲーム=野球の楽しさを、その姿から教えてくれました。目いっぱい楽しむために必須の要素は、勝つことです。次戦、8日の試合は超満員です。矢野選手が誓ったように、野球の楽しさを伝えるため全員で懸命にプレーします。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<9回 127球 打者37 安打10〈本塁打2〉 三振6 四球0 失点・自責点4>

「ホームランで点を取られるとこういう流れになってしまうので3回はなんとしても1点で切り抜けないといけませんでした。完全に失投でしたし、あの場面を抑えられれば流れも変わっていたかもしれません。悔しいピッチングになりました。次回に向けて修正していきたいです」

栗山語録

栗山監督

Q.西川選手がマルチ安打の活躍でした
「状態はすごく良い」

Q.中田選手の3番起用に対して
「打順は全然関係ない。一番点が取れる方法を考えてやっている」

Q.先発有原投手が9回投げきりました
「なんとか先発を助けてあげたかったけど、それはこっちの責任。申し訳ない」

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