2017.08.25 FRI
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広報レポート<鬼門クリア>

逆転タイムリーを放った大谷投手
今日のヒーロー、レアード選手

マウンド上に勝利の輪ができたとき、時計の針は午後10時36分を指していました。延長10回の攻撃。2死走者なしから大谷、中田両選手が四球で出塁すると、打席に立ったレアード選手は追い込まれながらもしぶとく粘り、最後は右中間へのエンタイトルツーベースを放ちました。さらに、満塁となって代打・田中賢選手が押し出し四球を選んで2点差に。9回から登板した増井選手が6つのアウトをすべて空振り三振で取り、4時間半を超える死闘に終止符が打たれました。

敵地でのイーグルス戦は苦戦を強いられてきました。ここまで7試合で一度も白星なし。そのうち6試合は先制したにも関わらず、投手陣が踏ん張れない上、逆転された後は打線にもあと一本が出ない展開が続きました。その結果、1点差負け4試合に、2点差負け2試合。“鬼門”としかいいようがありませんでした。この日も先制しながら逆転を許す、いままでと同じ流れ。それでも、大谷選手の逆転打に続いてレアード選手の勝ち越し打と、これまでのパターンを変えることに成功しました。シーソーゲームを制することで、チームには勢いがもたらされます。

試合後、帰路につくバスに向かいながら、栗山監督はつぶやきました。「どうしてこういう試合をもっとできなかったのかな。いろいろ見えてくるものがあったよ」。鬼門をクリアしたことで、得るものがあるはずです。リーグ連覇の可能性は消滅。それでも、捲土重来への態勢を作る大事な戦いが続きます。

先発投手コメント

先発の村田投手

村田投手
<5回 97球 打者21 安打4 三振7 四球2 失点2 自責0>

「自分の悪送球(失策)で足を引っ張りましたが、全体的には良かったです。捕手の奨太(大野)が、いいリードをしてくれました。打線にも援護してもらい、3回以外はリズム良く投げることができました。ボールに力も出てきましたし、しっかりと思ったところにも投げられるようになってきました」

栗山語録

Q.延長10回の激戦を制した
「たくさん野球がやれて、うれしい。それは本当で、選手みんながいろいろな経験をした方がいいから。本当に1つ1つ、しっかり考えて野球をやる。それが選手のためになるので」

Q.7回に鍵谷投手が一時、同点にされたが
「あのピンチを同点で終わらせることができるか、どうかが重要。あそこで勝ち越されずに我慢できることが大切」

Q.先発した村田投手が5回2失点と力投
「頑張ったよね。らしさが出ていたね」

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