2017.09.23 SAT
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広報レポート<4番の輝き>

猛打賞の中田選手
マルチ安打の石井一選手

一塁側ファウルゾーンに上がった打球を捕球できず、グラブを叩きつけて悔しがりました。全力疾走のあと二塁ベースに滑り込み、塁審の両腕が広がると、満足そうにニヤリと笑いました。表情豊かにグラウンドを動き回る。そこには本来あるべき「中田翔の姿」がありました。野球をエンジョイする。ファンや周囲だけではなく、誰よりも中田選手本人が待ち望んでいたものだったのではないでしょうか。

第1打席は三塁への内野安打。第2打席こそ空振り三振に倒れましたが、1点を追う6回2死二塁で右中間への適時打を放ちました。そして、大谷投手の本塁打で勝ち越しに成功した直後の8回1死では右線へ二塁打。豪快な一発は出なくても、何とかしようとする思いが伝わる3本のヒット。4番としては5月31日以来、久しぶりに溜飲を下げる猛打賞となりました。

苦しみ抜いた2017年シーズン。打率は2割1分前後、本塁打も16本にとどまっています。試行錯誤を続け、もがき続けてきました。それでも、栗山監督はスタメンから外さないどころか4番として、この1ヶ月はラインナップに名前を書き続けてきました。どれだけ苦しくても最後まで諦めるな――。そんな思いがひしひしと伝わってきます。「残り11」という試合数は、完全復活を印象づけるには確かに少なすぎるかもしれません。しかし、ここまでくれば、大切なのは最後の最後にどれだけ輝きを放てるか。この試合をきっかけにしたいところです。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<7回 102球 打者31 安打7〈本塁打1〉 三振6 四球3 死球1 失点・自責3>

「立ち上がりからどの球種もよくなくて苦しいピッチングになってしまいました。ホームランも失投でした。(先発投手として)もう1イニングは投げたかったんですけど、横尾のいい守備に助けられたり、野手の方が点を取ってくれたので7回まで投げられたと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.有原投手が7回3失点の勝ち投手
「色々あるな。勝たせてあげたい思いは強い。少しずつ良い風になってくれることを信じている。勝ちがつくことも大事なんだけど、勝ちがつくこと以上に大事なこともある」

Q.大谷投手に勝ち越しソロが出ました
「あんな三振したらダメだろう。(本塁打は)ふつう。ふつうにやればあのぐらいやることは分かっている」

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