試合情報

新庄剛志監督から指名を受け、近藤健介選手が“監督”として采配を振るった一戦は、好投手森下暢仁投手から2点を奪うなど、4-1で見事な逆転勝利を収めました。
1点を追うファイターズは5回、1死一、三塁の好機に清水優心選手がスクイズを決めて同点。“近藤監督”の采配がズバリと当たりました。さらに6回は石井一成選手が右翼線を破る三塁打で出塁し、続く淺間大基選手が森下投手から勝ち越しの中前適時打を放ち、勝負強さを見せつけました。8回は万波中正選手がやや泳ぎながらも、持ち前のパワーを発揮してスタンドまで運ぶオープン戦トップの5号ソロ本塁打で加点。9回は無死一塁から手堅くバントで送ると、途中出場の石川亮選手が二塁打を放って4点目を挙げ、“近藤監督”のサインに選手たちがしっかり応える活躍を見せました。
先発の上沢直之投手は10安打を浴びながらも要所を締めるピッチングで5回1失点。調子が悪いなりにゲームを組み立てるエースらしい投球を見せてくれました。その後は4投手が無失点リレーでつなぎ、逃げ切りました。春季キャンプで左脚を痛めた杉浦稔大投手がこの試合で復帰し、1イニングを三者凡退1三振に仕留める好投。シーズン開幕へ向け、昨季守護神を務めた頼もしい戦力が戻ってきました。

上沢投手
＜5回　77球　打者24　安打10　三振3　四死球1　失点・自責点1＞

「こうやって毎回のように打たれる日に、なんとか粘って粘って試合を作ることができてよかったです。1年続けていればよくない日もありますが、味方の好守備もあって、 10安打食らいながら1失点に抑えることができました。防げるヒットもありましたが、いろいろなことを試しながら投げることができたので良い登板だったと思います」