試合情報

初采配が日本中の注目を集めたBIGBOSSの開幕戦、次々と奇策を繰り出しエース千賀投手を立てたホークスを追い詰めましたが、勝利目前で逆転負けを喫しました。

4回に3番・石井一成選手のソロ本塁打で先制。球団では東映時代の1956年牧野伸投手以来、66年ぶりに新人で開幕投手となった北山亘基投手が2回無失点で大役を果たすと、3番手に2年目でプロ初登板の根本悠楓投手をはさみ、5回から昨年10勝を挙げた伊藤大海投手が自身初の中継ぎで2回無失点とリードを死守。7回には明日26日の予告先発・堀瑞輝投手を投入するという誰もが予測不能な継投で、必死に1点のリードを守りに行きました。

結果的に8回1死満塁からガルビス選手に右越え満塁弾を浴びて黒星発進となりましたが、開幕から登録26人中19人を出場させたことは明日以降を見据えたBIGBOSSならではのベンチワーク。全員野球で戦い抜くシーズンになることが一戦目から示され、就任会見で「この先のプロ野球を変える」と語った指揮官の野球観を、改めて皆で理解し共有する一夜となりました。

北山投手
＜2回　47球　打者11　安打2　三振1　四死球3　失点・自責点0＞

「ドラフト8位で指名していただいたファイターズ、BIGBOSSをはじめ、コーチ陣やチームスタッフの方々、そして何よりファンの皆さんには感謝しかありません。今日の貴重な経験を糧にして、これからの野球人生を歩んでいきます」

「相手のガルビスがうまく打ったね。これだけファンの方たちが来てくれた中で、まあいいゲームだったんじゃないかなと思います。打たれた投手はこういう経験をバネにどんどん伸びていってほしいというチームだから。きょうある程度みんな出て他のチームのドキドキしている選手よりかは、今度は楽に戦えるんじゃないかな。
スタメンは迷った。結構4回くらい考え直したかな。明日はまた違う子が出てやってくれるんじゃないかなと思っている。（明日予告先発の堀投手を中継ぎで起用し）こういう経験も彼にいい勉強になるので。（初勝利を逃し）いつかは勝てますよ、143敗はやばいんで。明日は少し楽な気持ちでいい試合を、6万人くらい入ると思うんで。まあきょうはこれだけのお客さんがいて、注目されてやりがいありましたし、楽しかったです」