試合情報

ファイターズは投打がかみ合い、開幕6戦目でBIGBOSS体制初勝利をつかみました。

2回2死一塁、淺間大基選手が鮮やかな一振りで右翼席に運ぶ1号2ランで先制点を奪います。3回はヒットで出塁した松本剛選手がすかさず二盗に成功。近藤健介選手の右翼線二塁打で1点を加え、キャンプから取り組んできた足を絡めた攻撃を体現しました。7回は無死満塁の好機から、松本剛選手のこの日2本目となるタイムリーと近藤選手の右犠飛で2点を奪い、リードを4点に広げました。

先発の立野和明投手は5回2失点でまとめ、先発としての役割を果たします。6回からは古川侑利投手、宮西尚生投手、堀瑞輝投手と鉄壁の無失点リレーでつなぎ、9回は開幕投手も務めたルーキー北山亘基投手が無失点で抑え、待望の初白星を挙げました。

最後の飛球を捕球したのは、この日3安打2打点の活躍だった左翼の松本剛選手。松本剛選手から記念のウイニングボールを手渡されたBIGBOSSは爽やかな笑みを浮かべ、スタンドのファンの応援に手を振って応えていました。開幕から苦しみながらも、チーム一丸となって本拠地のファンと喜びを分かち合った今季1勝目。ファンの皆様の後押しを力に、ここから勝利を積み重ねていきます。

立野投手
＜5回　88球　打者22　安打4　三振4　四球2　死球1　失点・自責点2＞

「結果には満足していませんが、最低限試合を作ることができたのかなと思います。野手の方々が先制点を取ってくれたお陰で、楽に投げることができました。無駄な死球から失点してしまったのが反省点で、次に向けて修正していきたいです」

「（初勝利に）終わった後のベンチ裏がリーグ優勝したみたいだった。みんなのサポートがあってこの一勝を取れたと思いました。（苦しみを味わったか？という問いに）全く。そんな弱い人間じゃないし、すごい逆境を乗り越えてきているから。でも選手はうれしかったでしょうね。ファンも望んでいた1勝、そういう意味ではうれしいですね。ウイニングボールは札幌ドームに飾ってもらおうかな、最後の年なので。（明日からのオリックス戦に向けて）相手投手がどうこうではなく、うちはうちの野球をして、来るボールをしっかり打って、走塁でも守備でもレベルアップをしていくチーム。誰が来ようが関係ないです」