試合情報

ファイターズは2点リードで迎えた8回に同点に追いつかれると、延長10回に勝ち越し点を与えて3連敗。終盤にチャンスもありましたが、あと1本が出ず競り負けてしまいました。

オリックスのエース山本投手相手に4回、打線がつながります。近藤健介選手が左前打で出塁すると、松本剛選手も左翼線二塁打で続き、チャンスは拡大。無死二、三塁で打席に入った石井一成選手は山本投手の初球を鮮やかにライト前へはじき返し、1点を先制しました。さらに石井選手が二塁盗塁を試み、捕手が二塁に投げたのと同時に三走・松本選手もスタートして本塁へ生還。意表を突くダブルスチールを成功させ、2点目を奪いました。

前回の登板で完封勝利した先発加藤貴之投手は持ち味のリズムよく打たせて取るピッチングで、7回まで相手に三塁を踏ませず無失点に抑えます。8回に紅林選手に同点2ランを浴びましたが、8回2失点にまとめる好投でした。延長10回は9回から登板した北山亘基投手が続投。無死二、三塁のピンチを招くと、ベンチは堀瑞輝投手にマウンドを託します。堀投手は1死満塁としたところで吉田選手に適時打を浴び、1点を失うものの後続を断って最少失点で切り抜けてくれました。その裏、ファイターズ打線は三者凡退に抑えられて逆転はなりませんでした。

好投手相手に2点を先取しながら、悔しい逆転負け。気持ちを切り替え、連敗ストップへチーム一丸となって勝利を目指します。

加藤投手
＜8回　101球　打者32　安打8〈本塁打1〉　三振5　四死球0　失点・自責点2＞

「先制点を取ってもらい、全体的にいい投球ができていましたが、ホームランが全てだと思います。野手がしっかり守ってくれていただけに、あの1球悔やまれます。サヨナラを信じて応援したいです」

「（前回完封勝利の加藤投手は）また行くかみたいな雰囲気があった。あの1球、紅林君に打たれた一発あれだけよ。2-2になったけど、あそこから（うちが）どう戦うか。堀君も最後よく北山君をカバーして1点で抑えて、次の回におれたちが1点を取れば、また面白いゲームになって良いチームになっていくと思うので、そういう試合をしていきたいです」