試合情報

2戦連発となった今川優馬選手ら若武者たちの一発攻勢でファイターズが快勝。連敗を4で止め、オリックスから今季初白星を挙げました。

1回、中前打で出塁した近藤健介選手を一塁に置き、今川選手が直球を豪快に振り抜き、レフトスタンド上段に突き刺します。今川選手にとって好機で凡退した前日の悔しさを払拭する先制2ランとなりました。2回は谷内亮太選手の今季初タイムリーで1点を追加。さらに3回、今川選手が自身初の2打席連続となる5号ソロを放つと、4番野村佑希選手も2号ソロを左中間へ運び、リードを5点に広げました。野村選手は5回にもタイムリーを打つなど、野村選手が2安打2打点、今川選手が2本塁打を含む4安打3打点と若きスラッガーの活躍が光りました。

中5日で登板した先発伊藤大海投手はコントロールがよく、直球と変化球を巧みに織り交ぜて7回を5安打5奪三振無失点の好投。自身3連勝で3勝目をマークしました。8回2死二、三塁のピンチを切り抜けた玉井大翔投手が好リリーフ。北山亘基投手は三者凡退で9回を締めました。5試合ぶりの白星は、2021年同期入団の今川選手と伊藤投手の道産子コンビがもたらしてくれました。

試合前は北京五輪で金メダルを含む4個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆さんが始球式に登場。自らの誕生日にちなんだ背番号22のユニホームを身にまとい、ダイナミックな投球を披露して球場を盛り上げてくださいました。

伊藤投手
＜7回　109球　打者26　安打5　三振5　四球1　死球0　失点・自責点0＞

「ゼロで投げ切れたことが何よりです。初回から援護してくれた野手陣に感謝です」

「なんでこれだけ出る？ホームラン。素晴らしい当たりを見せてくれた。左ピッチャーは今川君だなって。インコースの低いところ打つのがうまい。あとは右ピッチャーをどういう風に打っていってくれるかな、という楽しさはある。本人が1番分かっていると思う。両方同じように結果を出してくれたら、タレント候補の一人になっていくっていうね。伊藤君はテンポ良く回を重ねていって、もう途中で見てなくてもいいかなと思うくらい安心していました」