試合情報

ファイターズは長打攻勢で防御率0点台の好左腕を攻略。アルカンタラ選手、今川優馬選手がともに6号本塁打を放つなど4回に一挙9得点のビッグイニングを作って快勝しました。

0−0で迎えた4回、1死一塁から松本剛選手が9球粘ってレフト前に運びチャンス拡大。リーグ首位打者の粘りが、3回までノーヒットピッチングだった防御率トップのロメロ投手のリズムを狂わせます。続く野村佑希選手がストレートの四球で歩いて1死満塁となると、石井一成選手が右翼線二塁打を放って2点を先制。なおも相手失策で1点を追加した後、アルカンタラ選手に6号3ランが飛び出し、6－0と相手を突き放しました。さらに、近藤健介選手のタイムリーと今川選手の6号2ランでダメ押し。打者12人を送る猛攻で、今季両リーグ最多タイとなる1イニング9得点を奪い、勝負を決定づけました。

投げては先発した杉浦稔大投手が伸びのあるストレートを軸に、5回3安打6奪三振無失点の好投で577日ぶりの先発白星を挙げました。3点は返されましたが、リリーフ陣が踏ん張り、最後は吉田輝星投手が三者凡退で締めくくりました。相手のミスを逃さず、打線が畳みかけて試合の流れをつかんだことがビッグイニングにつながりました。杉浦投手はリリーフから先発に回って2試合目で今季初勝利。投打がかみ合い、5月反攻へ弾みをつける勝利となりました。

杉浦投手
＜5回　87球　打者18　安打3　三振6　四球0　死球1　失点・自責点0＞

「目の前のアウトを一つひとつ取ることだけに集中していました。野手のおかげです」

「（杉浦投手のボールは）真っすぐが強かったし、低めに集まっているし。リズムも良かった。リズム良かったから、こうやって点数が入った。線のつながりというか。相手のミスから9点も入るんだから。ヌニエスのファーストもいいじゃんね、軽快だった」