試合情報

悔しいサヨナラ負けで今季3度目の5連敗となり、借金も最多の16に膨らんでしまいました。終盤に同点に追いつく粘りを見せましたが、勝ち星をつかむことはできませんでした。

先制したのはファイターズ。3回1死二塁で、リーグ首位打者の松本剛選手の3号2ランで先手を取ります。先発は交流戦で26イニング無失点の好成績だった加藤貴之投手。3回に1点を失うと、4回は浅村選手の本塁打で同点とされ、さらに2死一、三塁で不運な内野安打で勝ち越しを許してしまいました。ただ、ここから踏ん張りました。味方のまずい守備でランナーを許してもしっかりと後続を打ち取り、自らの役割を果たしました。

打線は4回以降、岸投手に抑え込まれていましたが、ピッチャーが代わった8回に反撃に出ます。代打・上川畑大悟選手、石井一成選手の連打で1死一、三塁とすると、松本選手がしぶとく右前にはじき返す同点打。得点圏打率4割越えでリーグトップの勝負強さを示す一打でした。なおも1死一、二塁と押せ押せムードでしたが、ここで一気に勝ち越せなかったことが響いてしまいました。

3-3の9回、北山亘基投手が1死一、二塁のピンチを迎えると、鈴木健矢投手にスイッチ。鈴木投手は浅村選手を捕邪飛に仕留めましたが、島内選手に3ランを浴びて万事休す。BIGBOSSは執念の継投で活路を見出そうとしましたが、勝利には結びつきませんでした。

加藤投手
＜6回2/3　89球　打者29　安打8〈本塁打1〉　三振3　四死球0　失点・自責点3＞

「序盤にいい形で先制点を取ってもらったにも関わらず、逆転を許してしまい申し訳ない気持ちです。逆転を信じて最後まで応援したいです」

「（サヨナラ打は）完璧でしたね。打ったバッターが素晴らしい。（同点打の）松本君はあそこで1本出せるバッティングのうまさが出た。（7回の満塁のピンチを抑えた堀投手は）球のキレが戻ってきたというか。1回気持ちの切り替えをして、また戻ってきて抑えてくれた。気持ちの面では落ち着いたんじゃないでしょうか」