試合情報

追加点が欲しいところで代打・上川畑大悟選手が価値あるタイムリーを放つなど投打がかみ合って快勝し、交流戦明けて初の連勝となりました。伊藤大海投手は今季2度目の完封で、オリックスのエース山本投手に投げ勝ちました。

打線は1回併殺崩れの間に先制。その後は両投手の好投でスコアボードに「0」が並びます。次の1点が流れを決めそうな展開となる中、6回2死満塁の好機でBIGBOSSは代打上川畑選手を打席へ送ります。冷静沈着なルーキーが期待に応えるタイムリー二塁打で2点を追加。さらに7回は宇佐見真吾選手の4号ソロで加点すると、野村佑希選手もタイムリー二塁打を放ち、ダメ押し点を奪いました。

先発伊藤投手は四球を出す場面もありましたが、キレのある直球と変化球を軸に連打を許さず、8回まで無失点に抑えます。9回は2死二、三塁のピンチを迎えますが、最後のバッターを内野ゴロに仕留め、9回119球を投げ切り、6勝目を挙げました。

チームは5カードぶりのカード勝ち越しを決めました。ホームに戻り2試合連続で競り勝った勢いに乗って3連勝を目指します。

伊藤投手
＜9回　119球　打者34　安打5　三振4　四球4　失点・自責点0＞

「ロースコアになると思って準備をしていたので、粘り強く投げようという強い気持ちで挑みましたが、どんどん点を取ってくれたので楽な気持ちで投げることができました。前回の登板は変化球を打たれていたので、後悔したくないとストレートを多投しました。自信をもって投げ切ることができてよかったです」

「やっぱりこれだけのファンが球場に来てくれると気持ちがいいし、さらに気合いも入って面白い試合を見せられたと思います。（伊藤投手が完封し）四球が（序盤）ポンポンと出て大丈夫かなと思ったら、気づくと9回。昨日の上沢君も気づいたら終盤で、テンポがいいと打線がつながりますね。（6回のチャンスで）走者がたまったら上川畑君でいこうと決めていて、思い切りがいいんですよ。山本君からなかなか取れないと思っていたから、俺なら4三振でしょう。調子は悪くなかったし、よく芯で捉えましたよ」