2022.07.07 THU
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ゲームレポート

先制の10号本塁打を放った清宮選手
三者凡退に抑えたロドリゲス投手
吉田投手が抑えてゲームセット

7月1日に育成選手から支配下選手登録されたばかりの田中瑛斗投手がプロ初先発で6回4安打1失点と好投し、初勝利を挙げました。高卒5年目右腕は2019年以来プロ2度目の1軍の舞台で躍動し、チームの連敗を「3」で止めました。

3年ぶりの1軍登板で、しかも初先発。初回は力みもあって、いきなり無死一、二塁のピンチを招きます。しかし、次打者の送りバントを素早いフィールディングで三塁封殺に成功し、後続も抑えて無失点で乗り切りました。1-0の2回に同点ソロを浴びますが、失点はこの1点だけ。その後は長い腕をしならせるようにして投げ込むキレのある真っすぐと変化球を巧みに投げ分け、冷静にアウトを積み重ねていきます。ランナーを出しても併殺に仕留めるなど、3回以降は三塁を踏ませぬ堂々たるピッチングでした。

田中投手に勝ち星をつけようと、打線も奮起しました。2018年同期入団の清宮幸太郎選手は先制の10号ソロで援護。同点の3回には近藤健介選手、松本剛選手と頼れる先輩がタイムリーを放ち、2点を勝ち越します。さらに5回は無死一、二塁から杉谷拳士選手がバスターを決めるなど、2点を追加。7回も郡拓也選手の適時打などでダメ押しの2点を挙げ、リードを6点に広げました。田中投手からバトンを受けたリリーフ陣も無失点に抑えて、このまま逃げ切りました。

田中投手は2020年に右肘を手術し、今シーズンは育成選手からスタートしましたが、そこからはい上がって支配下選手に復帰。うれしい初白星はチームにとっても連敗を止める貴重な勝利となりました。清宮選手は自身初となる2桁本塁打に到達。打線も15試合ぶりの2桁安打とつながりました。この良い流れを継続していきたいところです。

先発投手コメント

先発の田中投手

田中投手
<6回 77球 打者24 安打4〈本塁打1〉 三振4 四球2 死球2 失点・自責点1>


「ランナーを出してからが勝負だと思っていたので、なんとか粘ることができてよかったです。野手のいいプレーもあり、テンポ良く投げることができました。ファンの皆様の応援が力になりました」

BIGBOSS語録

BIGBOSS

「(田中投手について)ゲーム前に野手のみんなが『今日はおれたちが点をたくさんとってあげるから、思い切って投げろよ』みたいなことを言っていて。当たり前かもしれないけど、いいチームだなと思いました。実際に打ってくれて素晴らしかったです。(ピッチング内容は)フォアボールも少なかったし、2ボールからスライダーでカウントをしっかり取れていた。なかなか落ち着いて、しっかりストライクを取っていた。根性すわっているなって思いました」

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