試合情報

初回に2点先制されながら、先発の伊藤大海投手が2回以降立ち直ると、打線が力投に応えて奮起。4回にヌニエス選手が左中間席へ2ランを放って追いつき、清宮幸太郎選手と野村佑希選手の一発攻勢などで突き放し、前カード・マリーンズ戦からの連勝を3に伸ばしました。

3回まで無得点が続きましたが、過去与しにくかった東浜投手から毎回先頭打者が出塁し、犠打を確実に決めるなどして三塁まで走者を進め、プレッシャーをかけ続けました。4回も先頭の清宮選手が四球を選んでヌニエス選手の一発につなげ、5回は松本剛選手が今シーズン10度目の猛打賞となる中前打でチャンスメークし、続く上川畑大悟選手がヒットエンドランを成功させて無死一、三塁。近藤健介選手の決勝打をおぜん立てしました。

打線の援護、野手の好守備もありましたが、伊藤投手自身もこれまで使ってこなかったフォークを交え、プロ入り後最多となる135球を投げ、7勝目（6敗）とこれで白星が先行しました。開幕カードで3連敗を喫したホークスとは7勝7敗のタイに。ゲーム差は大きく引き離されている状況ですが、十分に首位とも渡り合えることを戦いぶりで示し、明日の3連戦最終戦もいいムードで臨みます。

伊藤投手
＜8回　135球　打者31　安打5　三振8　四球2　死球0　失点2　自責点1＞

「先制はされましたが、野手が援護してくれたおかげで、何とか8回を投げ切ることができました。素晴らしい守備にも助けられ、粘り強く投げ切ることができてよかったです」

「清宮君の一発はすごっ！あの低い弾道、方向、まあびっくりしました。あれを一回でも打てたのは能力があるから。今まで見た日本人のホームランで一番ないかな。（伊藤投手が135球を投げ）昨日の上沢君が133？次に140球、145球と競ってくれたらいいなと思います。うれしいし、頼もしいですね。9回、松本君の盗塁もよく一発で決めてくれました。あそこはもう1点ほしかったところなので、大きかったです」