試合情報

気持ちでもぎ取った勝利でした。2-1の9回裏2死一、二塁。イーグルス鈴木選手の中前に抜けそうなゴロを遊撃・中島卓也選手がダイビングでグラブに収めて二塁へトス。封殺で終止符を打ち、新型コロナウイルス感染により6試合ぶりに指揮を執ったBIGBOSSの復帰戦を白星で飾りました。

オールスターをはさんでの中断期間は陽性判定に歯止めがかからず、後半戦初戦のこの日も3選手の新型コロナ感染が明らかになり、7月だけで選手26人が離脱を余儀なくされました。ファームはチーム編成ができず試合ができない中、プレーできる選手を1軍に集めて臨んだ一戦。ポンセ投手が2安打1失点と力投を見せると、6回無死一塁で今川優馬選手がエンドランで右前打を放ち、右翼からの三塁送球が一走・中島卓也選手の体に当たって外野を転々とする間に本塁生還して同点。1死二塁となって、選手会長の近藤健介選手が中前適時打を放って勝ち越しました。

2番手で5月31日カープ戦以来のマウンドに上がった宮西尚生投手が、打者3人で打ち取ってバトンをつなぎ、3番手の井口和朋投手も1回1/3を1安打無失点の好リリーフ。9回は北山亘基投手、北浦竜次投手と細かい継投で逃げ切りに成功しました。北浦投手は5年目で初セーブをマーク。若手から中堅、ベテランまで力の限りを尽くし、価値ある1勝を手にしました。

ポンセ投手
＜5回2/3　100球　打者21　安打2　三振5　四球2　死球0　失点・自責点1＞

「チーム一丸となって勝ち取った勝利を大変うれしく思います。引き続きこれからも野球を楽しみながら、チーム一丸となって、勝ちを積み重ねていきたいと思います」

「楽しかったねえ、今日も。楽しいゲームにしたいという気持ちが強いから。最初に1点取られても、1点ずつ取りに行けば、逆転できるかなと。今日は抑えを北山君と北浦君で行くということを試合前から言っていた。その前に久々に宮西君が帰ってきてくれて、あそこを0点に抑えてくれたことがむちゃくちゃ大きかったですね。エンドランもよう決まったね。でも、選手たちがよくやりました。故障者もコロナの離脱者もいて、ベンチ入りメンバー少ないけど、こういうメンバーで勝ちたいなっていう気持ちが強いから、逆に楽しいね」