試合情報

年に1度の帯広開催は最後まで粘りましたが、競り負けて2年連続の白星とはなりませんでした。チームは引き分けを挟んで7連敗です。

先発の上原健太投手は3回までストライク先行で攻めて無失点に抑えます。流れが変わったのは4回。1死後、三塁手と左翼手の連続エラーで出塁を許すなど1死満塁のピンチを背負い、内野ゴロで2アウト目は取ったものの、若月選手に2点タイムリーを打たれてしまいました。しかし、その裏ファイターズ打線が反撃に出ます。2死から上川畑大悟選手、近藤健介選手、松本剛選手の3連打で1点を返すと、清宮幸太郎選手の33打席ぶりとなるヒットがタイムリーとなり同点。さらに今川優馬選手の打球が相手エラーを誘い、1点を勝ち越しました。

1点リードの5回は2死二塁で中川圭選手が打席へ。上原投手がファウルフライに打ち取ったかに見えた当たりは強めの風も影響したのか、野手が捕球できず。上原投手にとっては踏ん張りどころでしたが、フルカウントからの6球目を左中間席へ運ばれ、逆転を許してしまいました。さらに1点を奪われてマウンドを降りました。

打線は5～8回、相手リリーフ陣の前に好機を作ることができませんでしたが、最終回に粘りを見せます。先頭の近藤選手が左翼席へ6号ソロを放って1点差とし、帯広のファンを沸かせました。ただ、その後が続かず、松本選手、清宮選手、今川選手が打ち取られ、同点に追いつくことはできませんでした。

前日の0－0の引き分け以外、無得点ゲームはないものの、7連敗中の平均得点は2点。打線が奮起し、ビッグイニングを作るぐらいの集中打をそろそろ見たいところです。選手たちの反発力が次戦こそ勝利につながるはずです。

上原投手
＜4回2/3　85球　打者23　安打8〈本塁打1〉　三振5　四死球0　失点5　自責点3＞

「後悔しかありません。チームの力になれず、申し訳ない気持ちです」

「（接戦のゲームに）惜しいじゃいけないけど、惜しいね。点を取られて、取り返して。あそこで上原君がもうひと踏ん張りしてくれたら、さらにおもしろいゲームになったんですけどね。（本塁打の近藤選手について）近藤君はずっとレフト方向を狙って風を利用するバッティングをしていた。右バッターも風を利用するようなバッティングができたら、もっといい結果が出たのかなとは思います」