2022.08.27 SAT
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ゲームレポート

攻守で活躍をみせた万波選手
ポンセ投手と好リードの古川裕選手
0が刻まれたスコアボードとポンセ投手

9回1死一塁、6-4-3とボールが渡った瞬間、プロ野球87人目の無安打無得点を達成しガッツポーズのポンセ投手を中心に歓喜の輪ができました。水しぶきの中で雄たけびを上げる背番号45へ、次々とナインが駆け寄り抱擁。北海道日本ハムファイターズとなってからは初の歴史的瞬間、8連敗を喫していたチームのものとは思えないムードがグラウンドいっぱいに広がりました。

1回2死一、三塁のチャンスに、7月24日以来のスタメンとなった木村文紀選手が起用に応える左前適時打を放ち先制。2回には万波中正選手がチームトップに並ぶ13号ソロを左翼席に叩き込み、主導権を握りました。守りでも2回に万波選手が中前に落ちそうな打球をランニングキャッチし、8回は野村大選手の中前に抜けておかしくない当たりを中島卓也選手がつかんで一塁へ好送球。1回の死球以外出塁を許していないポンセ投手をバックが必死に盛り立てました。

2年目の古川裕大捕手もリードが光りました。前半はツーシームで相手打者の内角をえぐって意識づけすると、後半は外の変化球を織り交ぜて翻弄。2時間44分の圧巻ショーは、守りを大切にしてきたファイターズらしい野球が存分に発揮されて実現したものです。こうした試合運びができることを自信につなげ、残りシーズンに生かして戦っていきます。

先発投手コメント

先発のポンセ投手

ポンセ投手
<9回 113球 打者28 安打0 三振6 四球1 死球1 失点・自責点0>


「この歴史の詰まったスタジアムで偉業を成し遂げることができ、うれしく思います。4、5回あたりにスコアボードを見てまだノーヒットだと気づき、できるかもしれないと思いながら投げました。9回のマウンドに上がる前は吐きそうなくらい緊張しましたが、父の『やり続けなさい』という言葉を思い出しました。達成の瞬間は天井を見つめ、天国の母のおかげだと感謝しました」

BIGBOSS語録

BIGBOSS

「プロ野球の歴史の中で87人目、外国人では7人目の快挙の瞬間に一緒にユニフォームを着ていられてうれしいですね。万波君や中島君のプレー(好守)がなければ実現していないですし、大きなプレーでした。札幌ドームが初めての登板でマウンドが合うかどうかと思いましたけど、今日は土を持って帰って枕の横に置いて寝るんじゃないかな。試合前から打つのはいいから、エラー0で!とミーティングで伝えていました。守りがいいと乗っていきますよね。経験は成長につながるし、楽しいゲームを見せられてよかったです」

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