試合情報

前日の歴史的なノーヒットノーランで勝利した試合に続いて波に乗りたいところでしたが、ホークス投手陣に5安打に抑えられ、8月11日に3連勝（引き分け挟む）して以来の連勝とはなりませんでした。

ファイターズの先発・加藤貴之投手はテンポの良い投球で上々の立ち上がりを見せます。3回にソロ本塁打を浴び、6回は2者連続二塁打を打たれて失点するも、6回まで2失点に食い止めて味方の反撃を待ちます。粘投を続けていましたが、7回1死から連打と四球で満塁のピンチを招き降板。後を継いだ北山亘基投手も流れを止めることができず、連続二塁打を許し、この回一挙4点を奪われてリードを広げられてしまいました。

打線は4回、先頭打者の近藤健介選手が右越え二塁打で出塁し、初めて得点圏にランナーを置きます。1死二塁から5番古川裕大選手が、巧みに中前にはじき返し、二塁走者の近藤選手が一気にホームに突入するも際どいタイミングでアウトに。数分間のリプレー検証でも判定は覆らず、ホークス千賀投手を相手に少ない得点機会をものに出来ませんでした。5回以降も千賀投手とホークス中継ぎ陣を前に、わずか1安打と打線が振るわず、今季17度目の零敗を喫しました。

8月上旬は順調に白星を重ねるも、後半に入ってからは波に乗れず、借金は今季最多タイの「24」まで膨らみました。

それでも、シーズンは残り1カ月。このままでは終われません。熱い応援を続けてくれるファンのためにも、最後まで成長する姿と来季への期待感を抱かせるようなプレーを見せたいところです。

加藤投手
<6回1/3　90球　打者27　安打7〈本塁打1〉　三振4　四球1　死球0　失点・自責点5>

「先制点を与え、中押しをされた後に、ランナーをためたところで降板する形になり、中継ぎ陣に負担をかけてしまいました。僕の責任です。流れを作ることができず、本当に申し訳ない気持ちです」