試合情報

来日初先発となったメネズ投手が5回無安打5奪三振の快投を見せるなど、中盤までは拮抗した試合でしたが、好機で畳み掛けられず4連勝を逃しました。

今シーズン途中に加入し、ここまでリリーフで13試合に登板して防御率1点台のメネズ投手が初めて先発マウンドに上がりました。力のあるストレートに相手打者はタイミングが合わず、いいテンポでストライクを奪いながらアウトを重ねていきます。3回、4回は四死球で走者を許しながらも巧みなけん制でアウトを奪いました。5回を投げて無安打無失点と、三塁を踏ませない素晴らしいピッチングで存在感を示しました。

しかし6回、2番手吉田輝星投手が2死二塁とされ、この日1軍登録された河野竜生投手にスイッチしましたが、レフト前にタイムリーを打たれ先制点を献上しました。7回も中継ぎ陣が1点を奪われ、2点を追いかける展開となりました。7回まで散発の3安打と沈黙していた打線が8回に粘りを見せます。ノーアウト満塁の好機で内野ゴロの間に1点を返すと、さらに1死満塁として、前日のヒーロー近藤健介選手が打席に立ちます。ヒットが出れば節目の1000安打目でしたが、三振に倒れて悔しい結果となりました。続く松本剛選手が押し出し四球を選んで同点に追いつき、押せ押せムードとなりましたが、後続が打ち取られて一気に逆転とはいきませんでした。

どちらに転ぶか分からない試合展開でしたが、8回にリリーフ陣が打ち込まれて一挙8失点し、勝負は決しました。連勝はストップしましたが、相手の勝ちパターンの投手に食らいついた終盤の粘りは今後に生きるはずです。

メネズ投手
＜5回　73球　打者16　安打0　三振5　四球2　死球1　失点・自責点0＞

「リリーフとして登板する時と同じ気持ちで臨み、積極的に攻めることができました。バックの好プレーにも助けられたので、野手のみんなに感謝したいと思います」

「（メネズ投手について）良かった。真っすぐが良かったですね。ノーヒットに抑えていたけど、5回までというイメージだったので（交代した）。フォアボールも多くないし、いいテンポで投げていた。次も面白そうですよ」