試合情報

打線が16安打今季最多の14得点を挙げれば、投げては先発の鈴木健矢投手から4人の継投で無失点。文字通りの快勝で9月は12勝10敗とし、BIGBOSS体制で初の月間勝ち越しを決めました。

1回に先頭の細川凌平選手から3連打で先制するなど2点を奪うと、場内がどよめきに包まれたのは2回。2死満塁で清宮幸太郎選手が自身プロ初となる18号満塁本塁打を右翼席へ叩き込み、序盤で大量リードを奪いました。規定打席到達へ残り3に迫っていた松本剛選手も3回の第2打席に左三塁打を放って打率を.349に上げると、左腹斜筋肉離れで1か月以上戦列を離れていた野村佑希選手の復帰即左前適時打で追加点。清宮選手が4安打6打点、野村選手も3安打2打点と躍動すれば、中島卓也選手も負けじと2安打2打点の活躍を見せ、先発初勝利を挙げた鈴木投手を含めて4人がお立ち台へ。試合後のBIBGOSSは「今日は誰をほめていいか分からない」とコメントを残すほかありませんでした。

2004年から本拠地を置いてきた札幌ドームでの公式戦は、いよいよ明日が最後となります。ここでプレーしてきた選手やコーチは、口々に「札幌ドームに育ててもらった」と話します。球場の広さしかり、熱いファンの応援しかり。恩返しの思いを心に秘めラストゲームに全力で臨みます。

鈴木投手
＜6回　88球　打者20　安打2　三振2　四球1　死球0　失点・自責点0＞

「前回やられていた相手だったので、リベンジするという気持ちでマウンドに上がりました。序盤から味方打線が点を取ってくれたので、テンポ良く投げることができました。野手の皆さんに感謝したいです」