2018年シーズンからロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへ移籍が決定した大谷翔平投手が12月25日(月)、数々の鮮烈なパフォーマンスでファンを魅了した札幌ドームで退団記者会見を行いました。グラウンド上の一部、スタンドを一般開放。クリスマスの平日の18時にスタートした会見には約13000人が別れを惜しみ、今後の激励のために駆けつけました。
花巻東高時代から親交が深かった長嶋三奈さんのナレーションで、大型ビジョンで思い出の映像を振り返り、栗山監督ととも球場へ姿を現して記者会見がスタートしました。
大谷選手は、冒頭のあいさつを英語で披露して沸かせました。
「Long time no see, I'm Shohei Ohtani.Thank you for coming out to my Press conference ,Please enjoy!(お久しぶりです、大谷翔平です。本日は私の記者会見に足を運んでいただき、ありがとうございます。楽しんでください!)」
会見終了後にはエンゼルスのユニホームの上着に袖を通し、思い入れたっぷりのマウンドから捕手の栗山監督へボールを投げ込みました。5年前の2012年のちょうど同じ12月25日の入団会見では、大谷投手が打者の栗山監督へ投球してプロ野球人生をスタートしました。その再現をし、二人三脚で歩んできた指揮官からはメッセージ入りのピッチャーズプレートをプレゼントされました。お返しにサイン入りのエンゼルスのユニホームを手渡し、力強く握手をして大リーグでの活躍を誓いました。
ゲストとして登場した選手会長の中島卓也選手と鍵谷陽平投手、近藤健介選手からは花束が贈られました。場内を1周して来場者へ別れを告げ、記者会見は終了しました。サプライズで来場者全員へ、直筆のメッセージカードをプレゼントして、夢だったメジャーリーガーへの道を歩み出しました。
Q.多くの人たちが詰め掛けた
「僕自身もびっくりしています。ありがたいな、と思います。僕自身、この札幌ドームで野球だけに没頭でき、球団の皆さん、ファンの皆さんに感謝しています。これだけ多くの人に支えられ、応援されてきたということは僕にとって大きいことです」
「(2013年5月の)プロ初登板はすごく思い出に残っています。すごく緊張をしていたな、と思います」
「やり遂げたという感じもありますし・・・。そういうことに理解をしてくれた人たちが、自分の周りにいたことがラッキーだったと思います。ここで教えられたことを向こうでもやりたい。今までお世話になったきた人たちの思いを乗せて、頑張りたいと思います」
「縁というのは具体的なものではないですから。最後、背中を押してくれたのは理屈じゃなくて直感でした」
「行くと決めた以上は、そこでできるように頑張りたいです。今、に集中をしたい気持ちが一番です」
「向こうで活躍というよりも、もっとできると僕は思っています。5年間、本当にありがとうと言いたい」